娘が産まれて変わったという眞鍋かをり

和さんが綴った日記について語った眞鍋かをりさん

 もうひとつ、和さんの日記は、「まだまだ夫に愛されたい若い女の子」と「娘を思う母」という2つの側面があって新鮮でした。旦那さんが飲みに行ってしまって連絡がつかなかったことを怒るんだけど、喧嘩のあとにはちゃんと仲直りして「大好き」になったり。

 家族でありながら、まだ恋人同士のような描写も多くて、彼女の中に「ピュアな乙女」と「強い母」が同居しているのを微笑ましく読ませていただきました。もしかしたら、これこそが、闘病記でありながら、読後に重い気持ちにならなかった理由なのかもしれません。和さんという、等身大のひとりの女の子を通して、短いけれども確かに幸せだった人生があったのだと、どこか温かい気持ちになるのです。

◆眞鍋かをり(まなべ・かをり)
1980年5月31日生まれ。愛媛県西条市出身。大学在学中から芸能活動を始め、ブログ執筆が話題となり「元祖・ブログの女王」と呼ばれる。現在はタレント活動と子育ての充実した毎日を送る。

撮影/小倉雄一郎

外出も

娘と桜並木を散歩(2021年4月)

和さん

お誕生日プレゼントのピアノを弾く娘

ステージIVで出産するに至るまで

結婚当時の遠藤和さんと将一さん(2019年12月)

「娘は喃語を話すようになったくらいです。早く会話がしたいな」(和さん)(写真/本人提供)

間もなく1才の頃。喃語を話すようになったという

手術前、最後に娘と抱き合う和さん(写真/本人提供)

手術前、娘と抱き合う和さん

家族で同じ色の服

家族で同じ色の服

「離乳食は好き嫌いなく食べてくれます」(和さん)(写真/本人提供)

離乳食を与える和さん

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