芸能

“朝ドラ史上最高齢ヒロイン”深津絵里の20代役は「明日への希望」

深津絵里との共演は?(時事通信フォト)

20代の役を演じる深津絵里(時事通信フォト)

 女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子が、世の中で話題になっている様々な事柄について、自由な意見を投げかる。今回は、NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』について綴ります。

 * * *
 年が明けてから急にだよね。私の周りで、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)の話をする人が増えてきたの。視聴率も17%超えで好評らしい。

 私が前のめりになったきっかけは、昨年末に放送された世良公則(66才)の熱唱の回で、その凄さはここでも書いた。けれど、音楽通の男友達(88才)に言わせると、「進駐軍キャンプのクリスマスの回は管楽器の演奏も凄かったよ。調べたら、北村英治(92才)と渡辺貞夫(88才)が演奏してんだよ」だって。

 もしかしてもう一度くらい、世良さん、歌ってくれないかしら、なんて期待していたら年が明けて、時代もヒロインも変わってた。

 いま放送されているのは進駐軍将校とアメリカに渡った安子(上白石萌音、23才)の娘・るい(深津絵里、49才)がヒロインだ。設定は昭和30年代後半で、昭和19年生まれのるいは青春まっただ中。

 ドラマは、大正14年生まれの安子から娘、孫にわたる“女の100年”を半年で描くんだもの、展開が早い早い。

 で、本題はここからよ。

「初めに深津絵里の顔がドアップで出てきたときの衝撃ってなかったと思わない!?」と言ったのは同級生のS子だ。演劇少女だったS子は朝ドラの大ファンで、特に配役が素晴らしいと、私に解説してくれるの。

 たとえば、安子の姑役のYOU(57才)の名演ぶり。「あの声って若いときはかわいいけれど、年を取ると根性の悪さを際立たせるってことを思い知らされた」と彼女が言えば、「そうそう、いるいる。たとえば、○○とか」と共通の友達の名前が出る。

 ま、それはともかく、深津絵里の何に衝撃を受けたか──私も、彼女の登場シーンが目に焼き付いて離れないわよ。

「いきなりアゴのラインがシャープになっていて、えっ、こんな人だったっけって大混乱」と私が言えば、「うちの4Kの大画面テレビだと、頬骨の肉付きもわかるんだよね」とS子。

 なにせ、“朝ドラ史上、最高齢のヒロイン”の深津絵里は実年齢49才。恋敵役のベリー(市川実日子)は43才。天才トランペッター・錠一郎役のオダギリジョーは45才だ。

番組公式HPより

るいを演じる深津絵里(番組公式HPより

関連記事

トピックス

代理人・バレロ氏(右)には大谷翔平も信頼を寄せている(時事通信フォト)
大谷翔平が巻き込まれた「豪華ハワイ別荘」訴訟トラブル ビッグビジネスに走る代理人・バレロ氏の“魂胆”と大谷が“絶大なる信頼”を置く理由
週刊ポスト
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
大臣としての資質が問われる(写真/共同通信社)
三原じゅん子・こども政策担当相が暴力団とゴルフ写真の“反社疑惑”にダンマリの理由「官邸は三原氏のことなど構っていられない」
週刊ポスト
お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
NEWSポストセブン