運動3タイプは相乗効果で効率アップ
【打糖!有酸素運動】
ムリは禁物、軽く会話し続けられる程度のハードさで、最後は軽く汗ばむくらいが最適。
・食後にウォーキング
目安は1回30分~。5~10分過ぎからブドウ糖、20分過ぎから中性脂肪の消費がはじまる。
・座ったままウォーク
膝痛のある人などは座った状態で歩く動きを。腕は前後に振り、足はももから上げて足踏みする。
【レジスタンス運動】
会社でも家でもふと時間が空いたらすぐやるクセをつけ、回数をこなしたいお手軽筋トレ。
・ゆっくりスクワット
(1)5秒かけて膝を少し伸ばし、完全に伸ばしきらないうちにまた5秒かけて元の姿勢へ。
(2)安定した机や椅子などに手をかけ、膝が出ないように曲げて3秒キープする。
ゆっくりやるほどシンドイが、糖を燃やす筋肉は確実に増えるスクワット。目安回数は5回。
【疲労回復ストレッチ】
足と背中の主な筋肉を伸ばすストレッチ3種。すべて1回20秒、左右セットで行なおう。
・太もも
あおむけ姿勢で片側の膝を抱える。抱えた足の太もも前側、尻、反対側の足の股関節が伸びる。
・腰
床に座った状態から伸ばした片側の足に、同じ側の腕を添え、肘と膝をつけるイメージで押さえる。
・背中
椅子に座り、両手を前で組んで水平に伸ばす。背中は椅子の背もたれに押しつけ、背中と首の後ろも伸ばす。
運動後にはフットケアも施したい。演歌歌手・村田英雄さんは糖尿病で足の血管が詰まり、両足切断を余儀なくされたことで知られる。実際、糖尿病になると「痛い」「熱い」といった感覚がマヒする神経障害、血管が細くなる血行不良が起こる。ケガに気付かず放置し、最終的に足が壊疽することも。運動後や入浴時は、靴擦れ、マメ、乾燥によるひび割れなど、細かな変化を常に気にして入念なケアを施そう。
※週刊ポスト2022年2月11日号