スポーツ

坂本・村上・紅林に続くか?巨人・秋広優人「高卒2年目ブレイク」の条件

高卒2年目の巨人・秋広優人。背番号55は球団の期待の表れか(時事通信フォト)

高卒2年目の巨人・秋広優人。昨年は一軍で初打席も(時事通信フォト)

 昨年、ドラフト5位の高卒新人ながらオープン戦にも先発出場した巨人・秋広優人。球団では王貞治以来となる高卒ルーキーの開幕スタメンを期待されたが、オープン戦ではプロのスピードについていけず、開幕一軍にも残れなかった。シーズン当初は二軍でも苦労していたが、終盤になると徐々に慣れていき、9月29日には一軍で初打席にも立った。

 今年は宮崎キャンプから一軍に帯同し、初の対外試合となったビッグボスこと新庄剛志監督率いる日本ハム戦では『3番・センター』に抜擢された。身長2メートルで長打力が魅力の秋広は、高卒2年目でブレイクできるのか。プロ野球担当記者が話す。

「過去には巨人・王貞治や広島・前田智徳、巨人・松井秀喜、西武・森友哉などの大打者が2年目にフル出場かそれに近い試合数に出て、チームの主軸へと成長していきました。ただ、彼らは1年目もそれなりの試合数に出ている。数試合しか出場していない選手が高卒2年目にブレイクした例では、昨年のオリックス・紅林弘太郎、3年前のヤクルト・村上宗隆、巨人では2008年の坂本勇人らがいます」

 高卒2年目の野手が開幕からスタメンを勝ち取るにはオープン戦でのアピールが必須になる。昨年の紅林は16試合で打率1割7分6厘、1本塁打、5打点だったが、終盤にホームランやマルチ安打を放つなど中嶋聡監督を起用に踏み切らせる活躍をした。

 2019年の村上は2割4分5厘、4本、12打点と持ち前の長打力でアピール。日本ハムとの最終戦で2点ビハインドの8回裏に逆転3ランを放つなど、ホームラン数は12球団で3位タイだった。

 2008年の坂本勇人は初戦の対ソフトバンクでマルチ安打を記録。その後、22打数2安打と打てなくなったが、3月11日の阪神戦で4打数4安打と爆発し、翌戦もマルチ安打、翌々戦では初ホームランと打ち始め、原辰徳監督の評価も上がっていった。最終的には2割4分0厘、1本、3打点。アスレチックスとのオープン戦でも猛打賞を記録し、脇谷亮太との争いに勝った。3人はいずれも開幕スタメンに選ばれ、1年間レギュラーの座を守った。

関連記事

トピックス

イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン
「ガールズメッセ2025」の式典に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月19日、撮影/JMPA)
《“クッキリ”ドレスの次は…》佳子さま、ボディラインを強調しないワンピも切り替えでスタイルアップ&フェミニンな印象に
NEWSポストセブン
結婚へと大きく前進していることが明らかになった堂本光一
《堂本光一と結婚秒読み》女優・佐藤めぐみが芸能界「完全引退」は二宮和也のケースと酷似…ファンが察知していた“予兆”
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン
日本サッカー協会の影山雅永元技術委員長が飛行機でわいせつな画像を見ていたとして現地で拘束された(共同通信)
「脚を広げた女性の画像など1621枚」機内で児童ポルノ閲覧で有罪判決…日本サッカー協会・影山雅永元技術委員長に現地で「日本人はやっぱロリコンか」の声
NEWSポストセブン
三笠宮家を継ぐことが決まった彬子さま(写真/共同通信社)
三笠宮家の新当主、彬子さまがエッセイで匂わせた母・信子さまとの“距離感” 公の場では顔も合わさず、言葉を交わす場面も目撃されていない母娘関係
週刊ポスト
タンザニアで女子学生が誘拐され焼死体となって見つかった事件が発生した(時事通信フォト)
「身代金目的で女子大生の拷問動画を父親に送りつけて殺害…」タンザニアで“金銭目的”“女性を狙った暴力事件”が頻発《アフリカ諸国の社会問題とは》
NEWSポストセブン
鮮やかなロイヤルブルーのワンピースで登場された佳子さま(写真/共同通信社)
佳子さま、国スポ閉会式での「クッキリ服」 皇室のドレスコードでは、どう位置づけられるのか? 皇室解説者は「ご自身がお考えになって選ばれたと思います」と分析
週刊ポスト
Aさんの左手に彫られたタトゥー。
《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン
知床半島でヒグマが大量出没(時事通信フォト)
《現地ルポ》知床半島でヒグマを駆除するレンジャーたちが見た「壮絶現場」 市街地各所に大量出没、1年に185頭を処分…「人間の世界がクマに制圧されかけている」
週刊ポスト
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(インスタグラムより)
「バスの車体が不自然に揺れ続ける」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサー(26)が乱倫バスツアーにかけた巨額の費用「価値は十分あった」
NEWSポストセブン