芸能

復帰の渡部建「すけべさん」ネタがギリギリのラインか 児島はイジられキャラの持ち味が消えるジレンマ

渡部

活動再開も、課題は山積のようだ(写真は2021年2月)

 不倫騒動により1年半以上にわたって芸能活動を自粛していたアンジャッシュ渡部建(49才)が、2月15日放送の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で芸能活動を再開。同日の放送は、ひたすら経緯説明とお詫びに終始したアンジャッシュの2人だったが、翌週には通常通りの放送内容に戻り、ゲストの芸人とのトークが繰り広げられた。

 渡部の復帰が決まると、ネット局として『白黒アンジャッシュ』を放送していたTOKYO MXは放送打ち切りを決定。まだまだ逆風は強いが、復帰2回目の番組では、相方の児嶋一哉(49才)が色々とネタを繰り出してきた。

 児島はオープニングトークで2人の立ち位置を変更することを提案。30年近く固定してきた左右のポジションを変えると、これからは「ア~~ンジャッシュ!」という決めポーズを毎回やることも決めた。さらに児島は、持ちネタである「大島さん」「児島だよ!」のやりとりの後に、「すけべさん」「渡部だよ!」というやりとりを加えることを提案。渡部に拒否権はないようで、これもすんなり採用された。

「復帰初回は笑顔もなければ笑いもゼロでしたが、2回目は冒頭から『(前回は)葬式のような回で……』と自虐ネタを繰り出して場の雰囲気が和み、『すけべさん』『渡部だよ!』のくだりではスタッフから大きな笑いが漏れました。当日のゲストは事務所の後輩のザ・マミィでしたが、“やりにくい”“何を話していいか分からない”と困惑する様子が1つのネタとして成立しており、渡部も児島も手応えを感じた様子でした」(テレビ情報誌記者)

 頭を下げても“それでおしまい”にならないのはつらいところだが、世の反応を探りながら前進する道を選んだアンジャッシュ。周囲に気を使わせないように、進んで「すけべ」をネタにするのは悪くないアイディアに思えるが、諸刃の剣であることは否めない。キー局関係者はいう。

「渡部の復帰に際して周りが最も気にするポイントは、どこまでイジっていいのかということです。あれだけの騒動になった以上、まったく触れないのは不自然ですが、ことの性質上、激しくイジるのも厳しい。その点、『すけべ』はギリギリのラインで、言葉のチョイスとしては正解だったと思います。

 ただ、すけべという単語が出ることで、多目的トイレを思い出してイヤな気分になってしまう人は確実にいるはず。番組によってはハッキリNGを出すところもありそうで、定番化するのはなかなか難しいでしょう」(キー局関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン