芸能

MISIA、浅田美代子、hitomiも!今芸能人に「かぶっちゃった」頻発の最注目ブランドとは?

MISIA

MISIAもテレビ番組出演の際に着用(写真は2019年の紅白歌合戦出場時の衣装。『sacai』とは異なる)

 最近、芸能人の間で人気を呼んでいるブランドがある。『sacai』(サカイ)というブランドで、テレビ番組などで「かぶっちゃった」事態が頻発している。事情に詳しい放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。

 * * *
『女性セブン』本誌グラビアの「かぶっちゃった」。異なるイベントに登壇した女性芸能人の衣装が「かぶる」=偶然、同じブランドの同じデザイン・型のドレスや靴になってしまった写真を並べた人気企画だ。

 が、テレビ番組での「かぶっちゃった」は、なかなか取り上げられないもの。収録スタジオ内にカメラマンや記者が常に入れるとは限らないからである。

阿部千登勢氏が代表を務めるブランド『sacai』とは?

 そんなテレビ番組で、この半年ほど、異常な頻度で「かぶっちゃった」服がある。デザイナーの阿部千登勢氏が代表を務める『sacai』(サカイ)という日本のブランドだ。ブランドコンセプトは「日常の上に成り立つデザイン」。ベーシックなアイテムにエレガントな要素や細部に“ひねり”を加えることで優雅なニュースタンダードを表現するブランドとしてオシャレな芸能人に愛されてきた。有名ブランドのコラボも毎回注目を集め、阿部氏の『sacai』と仕事をしたいとラブコールを送る世界的デザイナーも後を絶たない。

 女性芸能人で、長きにわたり『sacai』の服を着ているのは浅田美代子。私服のセンスが抜群で、テレビ出演やイベントに登壇する際も自前で、ファッション雑誌にコーディネートの連載をもっていたこともある。同年代の作家、林真理子氏から“おしゃれBOOK”の出版を薦められているほどのオシャレ人間の御指名ブランドの一つが『sacai』なのである。

 昨年9月、樹木希林さんとの交流を綴り、ベストセラーになった『ひとりじめ』を上梓した際に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した浅田が着ていたのも『sacai』のワンピースだった。

 同番組はホステスの黒柳徹子が常に華やかな装いなので、ゲストの多くは「オシャレをしていかなければ」と思うことだろう。加えて、浅田のように“同業者で後輩”であれば、「かぶる」のは最大のNG。とはいえ、個性をアピールするのは大事だし、何より、足元までテレビカメラに映される『徹子~』で、多くの女性芸能人は丈が長めの服(あるいは着物)を着てくるものである。

 果たして浅田が選んだのが、『sacai』の真っ赤なワンピース。パッと見はシンプルだが、よく見ると、切り替えや装飾などが、「いかにも『sacai』」というものだった。

『sacai』

おしゃれな芸能人が愛用する『sacai』のアイテム

MISIAも驚いて浅田に連絡。その1か月後には…

 驚いたのは、その数日後、『週刊さんまとマツコ』(TBS系)に出演したMISIAが浅田と同じ『sacai』のワンピースを着ていたことである。

 プライベートでも仲が良く、国内外のボランティア活動や動物の保護活動でも組んでいる二人だけに、「お揃いで買ったのか」、あるいは「美代子さんの服を借りて出演したのか」と勘ぐってしまった私。

 あまりにも気になったので浅田本人に確かめたところ、「偶然だった」と。「かぶっちゃった」MISIAからも驚いて浅田に連絡が入ったそうだ。

 それから、1ヶ月半ほどが経った昨年末だった。『爆笑!ターンテーブル』(TBS系)で『LOVE 2000』の替え歌『LOVE 2021』で「トム・ブラウン」や「天竺鼠」川原克己らとコラボしたhitomiも浅田やMISIAと同じ真っ赤な『sacai』のワンピースで登場したのである。本当に驚いた。

 ちなみに『sacai』の服は、春夏物のブラウスなら3万円台からあるし、素材にもよるが、ワンピースでも10万円以内で買うことができる。「自前」だったとしても、芸能人なら、それほど懐は痛まないだろう。

 何よりテレビ映えするし、着ていれば「オシャレな人」と思われることは確実。プライベートでも着られるようなアイテムばかりなので、これは“お買い得”と言ってもいいのかもしれない。

関連記事

トピックス

亡くなったことがわかったシャニさん(本人のSNSより)
《ボーイフレンドも毒牙に…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の死亡が確認「男女見境ない」暴力の地獄絵図
NEWSポストセブン
長男・正吾の応援に来た清原和博氏
清原和博氏、慶大野球部の長男をネット裏で応援でも“ファン対応なし” 息子にとって雑音にならないように…の親心か
週刊ポスト
殺害された谷名さんの息子Aさん
【青森密閉殺人】手足縛りプラスチック容器に閉じ込め生きたまま放置…被害者息子が声を絞り出す監禁の瞬間「シングルで育ててくれた大切な父でした」
NEWSポストセブン
竹内涼真と
「めちゃくちゃつまんない」「10万円払わせた」エスカレートする私生活暴露に竹内涼真が戦々恐々か 妹・たけうちほのかがバラエティーで活躍中
女性セブン
史上最速Vを決めた大の里(時事通信フォト)
史上最速V・大の里に問われる真価 日体大OBに囲まれた二所ノ関部屋で実力を伸ばすも、大先輩・中村親方が独立後“重し”が消えた時にどうなるか
NEWSポストセブン
2050年には海洋プラスチックごみが魚の量を上回ると予測されている(写真/PIXTA)
「マイクロプラスチックが心臓発作や脳卒中の原因になりうる」との論文発表 粒子そのものが健康を害する可能性
女性セブン
攻撃面では試行錯誤が続く今年の巨人(阿部慎之助・監督)
広岡達朗氏が不振の巨人打線に喝「三振しても威張って戻ってくるようなのが4番を打っている」 阿部監督の采配は評価するも起用法には苦言
週刊ポスト
大谷が購入した豪邸(ロサンゼルス・タイムス電子版より)
大谷翔平がロスに12億円豪邸を購入、25億円別荘に続く大きな買い物も「意外と堅実」「家族思い」と好感度アップ 水原騒動後の“変化”も影響
NEWSポストセブン
杉咲花
【全文公開】杉咲花、『アンメット』で共演中の若葉竜也と熱愛 自宅から“時差出勤”、現場以外で会っていることは「公然の秘密」
女性セブン
被害者の渡邉華蓮さん
【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元
NEWSポストセブン
京急蒲田駅が「京急蒲タコハイ駅」に
『京急蒲タコハイ駅』にNPO法人が「公共性を完全に無視」と抗議 サントリーは「真摯に受け止め対応」と装飾撤去を認めて駅広告を縮小
NEWSポストセブン
阿部慎之助・監督は原辰徳・前監督と何が違う?(右写真=時事通信フォト)
広岡達朗氏が巨人・阿部監督にエール「まだ1年坊主だが、原よりは数段いいよ」 正捕手復帰の小林誠司について「もっと上手に教えたらもっと結果が出る」
週刊ポスト