映画賞を総なめにしたこともある蒔田彩珠

映画賞を総なめにしたこともある蒔田彩珠

 そして、お兄さんが子役だったことに触発されて演技のお仕事をスタートさせたのが蒔田彩珠サン(19才)です。

 今期、『妻、小学生になる。』(TBS系)で堤真一サン(57才)、石田ゆり子サン(52才)の娘「麻衣」を好演中の蒔田サン。休憩中は、“天才”毎田暖乃チャン(10才)と仲よしだと聞きます。子役の気持ちがわかるからでしょうね、きっと。

 蒔田サンは、映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『朝が来る』で映画賞を総なめにしたことも記憶に新しいですし、10才のときに出演した阿部寛サン(57才)主演ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(関西テレビ・フジテレビ系)以来、映画『海よりもまだ深く』『三度目の殺人』『万引き家族』と是枝裕和監督(59才)からご指名を受け続けている実力派。連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)の「みーちゃん」でもおなじみですよね。

「連続テレビ小説」といえば、2022年後期の作品『舞いあがれ!』のヒロインに決まった福原遥サン(23才)も7才から子役でがんばっていました。NHKとは、『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(NHKEテレ)の実写パートで“まいんちゃん”こと「柊まいん」を演じていた2009年からのご縁。何千人も集まるという“朝ドラ”のヒロインのオーディションに何度も挑戦し、勝ち抜いて、出演した後も同局に育ててもらえるのが近年のパターンですが、福原サンの場合は、その逆。

「すイエんサーガールズ」時代もあったし、2017年から3年間は『もしもツアーズ』(フジテレビ系)のツアーガイドを務めていたこともありました。谷原章介サン(49才)と共演した「ロキソニンS」のCMでのコミカルな演技も忘れられません。私が構成に参加している『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でも最高の笑顔を振りまいてくださり、実は明石家さんまサン(66才)のお気に入りなんです。ほんと、子役出身の女優さんって、どんな仕事の場でも120%でやってくださる。好感度が上がるハズです。

子役出身の皆さんは体当たりで演じきって飛躍していく

 今期のドラマでは『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系)に出演中の石井杏奈サン(23才)が「EXPG」(EXILE PROFESSIONAL GYM)にスカウトされたのは小学5年生のとき。その後、“プチモ”や「E-girls」を経て、切れ目のない女優さんへ。昨年は、『シェフは名探偵』(テレビ東京系)や『言霊荘』(テレビ朝日系)など、なんと5本の連続ドラマに出演されました。北村匠海サン(24才)と出演中の「JT企業広告」の好感度も抜群です。

 まだまだ、いらっしゃいます。昨年、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』シーズン2のヒロインを演じた恒松祐里サン(23才)のデビューは、成海璃子サン(29才)主演の『瑠璃の島』(2005年・日本テレビ系)。今年は、『きさらぎ駅』で映画初主演を務めます。

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