皮膚科

眼瞼下垂を治療した82才女性の術前(上)と術後(下)。術前は「目が開けづらく、頭が重い感じがする」という訴えがあったが、術後は視野が明るくなり、頭の重い感じも改善した(写真提供/すがも小林皮フ科)

シミ「一部のシミやあざは保険適用のレーザー治療で改善」

 年々増えていくシミも、種類によっては保険で治療できる。

「20才以降に、左右対称に褐色の斑点ができるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、保険で治療ができます。治療は、黒いメラニン色素だけをピンポイントで破壊するQスイッチレーザーを症状に応じて数回照射します。保険が適用されない一般的なシミとの判別が難しいので、シミに悩む人は自己判断せずに、一度皮膚科に相談してみるとよいでしょう」(増岡さん)

 そのほか、扁平母斑という茶あざや単純性血管腫という赤あざも保険での治療が可能。

パッチテスト「アレルゲンを調べれば肌トラブルを回避できる」

 化粧品でかぶれやすい、という人におすすめなのがパッチテスト。

「パッチテスト用のシートを肌に貼って、アレルギー反応を起こす原因物質(アレルゲン)を調べる方法です。自分が使っている化粧品などを持って来れば、それがアレルゲンになるのかも調べられます。どんな物質が原因でかぶれるかがわかれば化粧品選びにも役立ちますし、肌トラブルも回避できます」(小林さん)

取材・文/青山貴子 

※女性セブン2022年3月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
山田久志氏は長嶋茂雄さんを「ピンチでは絶対に対峙したくない打者でした」と振り返る(時事通信フォト)
《追悼・長嶋茂雄さん》日本シリーズで激闘を演じた山田久志氏が今も忘れられない、ミスターが放った「執念のヒット」を回顧
週刊ポスト
“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン