皮膚科

眼瞼下垂を治療した82才女性の術前(上)と術後(下)。術前は「目が開けづらく、頭が重い感じがする」という訴えがあったが、術後は視野が明るくなり、頭の重い感じも改善した(写真提供/すがも小林皮フ科)

シミ「一部のシミやあざは保険適用のレーザー治療で改善」

 年々増えていくシミも、種類によっては保険で治療できる。

「20才以降に、左右対称に褐色の斑点ができるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、保険で治療ができます。治療は、黒いメラニン色素だけをピンポイントで破壊するQスイッチレーザーを症状に応じて数回照射します。保険が適用されない一般的なシミとの判別が難しいので、シミに悩む人は自己判断せずに、一度皮膚科に相談してみるとよいでしょう」(増岡さん)

 そのほか、扁平母斑という茶あざや単純性血管腫という赤あざも保険での治療が可能。

パッチテスト「アレルゲンを調べれば肌トラブルを回避できる」

 化粧品でかぶれやすい、という人におすすめなのがパッチテスト。

「パッチテスト用のシートを肌に貼って、アレルギー反応を起こす原因物質(アレルゲン)を調べる方法です。自分が使っている化粧品などを持って来れば、それがアレルゲンになるのかも調べられます。どんな物質が原因でかぶれるかがわかれば化粧品選びにも役立ちますし、肌トラブルも回避できます」(小林さん)

取材・文/青山貴子 

※女性セブン2022年3月17日号

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