弟のソルドラードはお父さんがロードカナロア。6歳ですがまだ12戦しかおらず、連対率5割、複勝率7割5分と堅実。あまり丈夫ではないんですが、馬体が若いのでまだまだこれからの馬です。3月21日(月・祝)中山10レース韓国馬事会杯への出走を予定しています。
一番古いつきあいなのはゴーフォザサミットですねえ。2017年の2歳新馬戦に騎乗させてもらって、2戦目で勝ち上がりました。3歳春にはGII青葉賞を勝たせてくれてダービーも共に戦いました。僕にとっては最後のダービー、そして昨年2月28日のジョッキー引退の日、最後の重賞、中山記念も彼と一緒で4着に頑張ってくれました。さらに2月27日の中山記念では、藤沢先生の引退をも見送ってくれた馬です。いつも自分の力を出し切っていい競馬をしてくれています。騎乗したことがある馬を管理するというのは不思議な気持ちです。
6歳馬ランフォザローゼスは2018年の新馬戦を勝った後、1勝クラス、GIII京成杯、GII青葉賞と3回続けて2着。ダービーでもコンマ6秒差の7着と頑張りましたが、それ以来勝ち負けから遠ざかっていました。しかし、前走2月19日、GIIIダイヤモンドステークスで初めて3400mという距離の競馬で11番人気ながら、田中勝春騎手の好騎乗で2着。新たな可能性が見えてきました。次走は3月26日のGII日経賞を使う予定です。
カツハルは競馬学校の2年後輩で、父親同士が中学校の同級生という縁。ランフォザローゼス同様、まだまだ現役で頑張ってほしいと思います(笑)。
※週刊ポスト2022年4月1日号