愛子さまは春休みは会見準備に集中されていた(写真は2021年12月、東京・千代田区。JMPA)
「女性天皇に関する議論は、1969年の清子内親王(黒田清子さん)から、2001年の愛子さままで、皇族で9人連続で女子が誕生したことでシリアスな議題となりましたが、2006年に悠仁さまがお生まれになったことで、一旦は収束しました。しかし依然として、実質的な皇位継承者が悠仁さましかいないことには変わりなく、安定的な皇位継承は危機に晒されている状態です。
長期政権を続けた安倍晋三前首相は、男系男子の維持に強く固執しており、女性天皇議論は長らく停滞していました。その後を継いだ岸田文雄首相も、女性天皇について明確な回答は避けてきました。
しかし、岸田首相の政策や閣僚人事を見ると“安倍離れ”の姿勢は明白ですし、コロナ政策の批判などで支持率が伸び悩む中で“岸田色”を打ち出すために、国民の強い支持を集める女性天皇議論というカードを切る可能性はあります。今夏には参院選が控えており、とりあえずは人気取りに使われる可能性がありますが、国民的な議論が盛り上がれば一気に事態が進展するかもしれません」(皇室問題に詳しいフリージャーナリスト)
愛子さまへの期待の声はますます高まっているが、果たして議論は進むのか──。
結婚観についても語られた愛子さま(写真/宮内庁提供)
昨年にはさまざまな紆余曲折を経た眞子さん結婚の波紋があったため、愛子さまのご結婚はどうなるか…
注目された小室圭さん・眞子さん会見(写真/JMPA)
お茶の水中をご卒業。筑附高に進学される(2021年8月、東京・港区。宮内庁提供)
卒業式にご出席した(写真は2019年10月、東京・渋谷区)
成人され会見に臨まれる佳子さま(2014年12月、写真/宮内庁提供)