過去の外交も影響?(時事通信フォト)

森氏の態度とプーチン氏の強硬姿勢が無関係ではない(時事通信フォト)

 クリミア併合に動いていた2014年3月には、産経新聞が当時の坂田東一・駐ウクライナ大使の「国連憲章を含め国際的な約束ごとを破り、それに挑むロシアの行動は世界の安全保障秩序を大きく揺るがしている」との発言を報じると、鈴木氏は〈「産経記事」に書かれている坂田大使の一連の発言は適切であるか〉と政府に質す質問主意書を提出、ロシア寄りの姿勢を鮮明にした。

 鈴木氏は事務所を通じて、「ロシアによるウクライナ侵略は、明白な国際法違反であり、断じて許容できず、厳しく非難します。(質問主意書については)いろいろ事実誤認があるようですが、北方領土隣接地域を代表する国会議員として、元島民をはじめ関係者の方々の声を受けて働いてまいりました」と回答した。

 彼らにプーチン氏を諫めるパイプはないのか。

※週刊ポスト2022年4月8・15日号

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