泉大津市では若年層の接種の際に「一歩立ち止まって考えていただきたい」ということで、(5~11歳の子供がいる)対象の世帯には他の自治体のように接種券(クーポン)を一括で送ることはせず、まずは案内のハガキを送り、そのうえで希望者だけに接種券を送るようにしました。なぜそんなことをしたかと言えば、どれだけ調べても私の中で「必要性」や「合理性」を見出すことができなかったからです。

 厚労省には「不信感を持っています」

 合理性を見いだせない理由は、主に3つあります。

 それは「エビデンスがない」「健康な子供の重症化は極めて稀」「副反応リスクが高い」という3つです。厚労省の報告によると、10代のワクチン接種後の死亡者は5人、副反応疑い報告の重篤報告数は398人とあまりにも多い。これは異常な数字ではないかと見ています。

 なかには日常生活に復帰できず、まだケアが必要な人が相当数いると推察しています。推察だけでなく、実際に泉大津市でもそういった報告が上がっています。20代を見ても新型コロナで亡くなる人とワクチン接種後に亡くなる人の数字が拮抗していて、重篤報告数も多い。こういう表の数字を見た時に、やはり年代が高くなったらワクチンを打つメリットがあるのかなという考えもあるでしょうし、逆に重症化しない若者はワクチンによってこれだけの重篤報告があるのはどういうことなのかと冷静に考える必要もあります。

 私は5~11歳だけでなく、10代は皆さん極めて慎重に判断すべきだと考えています。健康な若者が接種する意義が見当たらず、ワクチンを打つリスクのほうが高いのではないかと言い続けているところです。中長期的な人体への影響は分かりませんし、現状で出てきている副反応の報告を見ても、なかなか若者にメリットは見出せないと感じています。

 最近は私の方針に共感してくださるほかの地方自治体の首長さんも増えてきました。やはり「子供への接種は凄く心配」「おかしいのではないか」と思っている人が実は多いんです。この前、(南出氏が代表発起人の)「一般社団法人 こどもコロナプラットフォーム」で勉強会をやった時も、全国の国会議員から地方議員、首長など300人を超える政治家の方が参加されました。

関連記事

トピックス

実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン