2016年の当選組も、元大蔵官僚の中川氏は組織票がベース、元バレーボール日本代表の朝日氏は浮動票がベースという組み合わせでうまくいった。それが、朝日氏と生稲氏の組み合わせとなると、どちらもまずは浮動票狙いになってしまう。
しかも、今回の東京選挙区では立憲民主の現職の蓮舫氏(54)や公明、共産の現職が手堅いうえに、立憲民主が2人目を立て、昨年の衆院選で躍進した日本維新の会や、小池百合子・東京都知事(69)がバックにいるファーストの会も候補者を立てる見込み。自民党が“2議席安泰”とはいかない混戦模様のなかで、浮動票狙いの2人で両方が当選できるかは不透明だ」
知名度のあるタレントを並べれば議席を守れるというほど、有権者の審判は甘くはなさそうだ。
*記事タイトルと内容の一部を修正しました(4月8日16時15分)