「その時期から、沖縄の海やサンゴ礁の保全活動のPRをしたりと、環境問題にも取り組んできました。時間を見つけては沖縄に帰り、家族と触れ合うことも増えたそうです。2019年10月に沖縄の首里城が焼失した際は、再建のために多額の寄付をしたといわれています。仲間さんにとって沖縄は故郷というだけでなく、彼女自身のアイデンティティーといえるのかもしれません」(芸能関係者)
とりわけ思いを寄せるのが、おじいとおばあだという。冒頭のように、仲間は祖父母のもとを家族とともに訪れている。
「沖縄にいる仲間さんの祖父母の世代は、みんなつらい戦争を経験しています。戦後も過酷な経験をしながら、両親を育ててくれた祖父母を仲間さんは尊敬し、大事にしています。“おばあ、台風だけど大丈夫?”“おじい、体調大丈夫?”とよく電話もしていました。
8年前の朝ドラ『花子とアン』に出演していた頃も、仲間さんは忙しい合間を縫って、体調が悪くなった母方のおじいさんのもとに帰省したほど。
ただ、そのおじいさんは仲間さんが出産する前に亡くなり、ひ孫の顔を見せられなかった。そういう心残りもあって、父方の祖父母にはどうしても子供を会わせたいとの思いが強かったそうです。それは自分のなかで“約束”にも近いものだったのでしょうね。だから出産後すぐに双子を連れて、伊良部島を訪れたのでしょう」(前出・仲間の知人)
今回の朝ドラについて、仲間は『ESSE』5月号のインタビューでこう語っている。
《沖縄の復帰50年という節目に放送される作品ですし、沖縄は私のふるさと。お話をいただいたときは、とてもご縁を感じてうれしかったですね。(中略)兄妹役の子どもたちが本当にかわいくて、現場では学校のような、家庭のような、和気あいあいとした空気が流れていて…。とても幸せな時間を過ごしています》
タイトルの「ちむどんどん」とは「胸がドキドキ」という意味の沖縄の方言。仲間にとって「胸がドキドキ」する日々が続きそうだ。
※女性セブン2022年4月28日号