写真は『ちむどんどん』のツイッターより

初回平均視聴率は16.7%と好発進(写真は『ちむどんどん』のツイッターより)

「その時期から、沖縄の海やサンゴ礁の保全活動のPRをしたりと、環境問題にも取り組んできました。時間を見つけては沖縄に帰り、家族と触れ合うことも増えたそうです。2019年10月に沖縄の首里城が焼失した際は、再建のために多額の寄付をしたといわれています。仲間さんにとって沖縄は故郷というだけでなく、彼女自身のアイデンティティーといえるのかもしれません」(芸能関係者)

 とりわけ思いを寄せるのが、おじいとおばあだという。冒頭のように、仲間は祖父母のもとを家族とともに訪れている。

「沖縄にいる仲間さんの祖父母の世代は、みんなつらい戦争を経験しています。戦後も過酷な経験をしながら、両親を育ててくれた祖父母を仲間さんは尊敬し、大事にしています。“おばあ、台風だけど大丈夫?”“おじい、体調大丈夫?”とよく電話もしていました。

 8年前の朝ドラ『花子とアン』に出演していた頃も、仲間さんは忙しい合間を縫って、体調が悪くなった母方のおじいさんのもとに帰省したほど。

 ただ、そのおじいさんは仲間さんが出産する前に亡くなり、ひ孫の顔を見せられなかった。そういう心残りもあって、父方の祖父母にはどうしても子供を会わせたいとの思いが強かったそうです。それは自分のなかで“約束”にも近いものだったのでしょうね。だから出産後すぐに双子を連れて、伊良部島を訪れたのでしょう」(前出・仲間の知人)

 今回の朝ドラについて、仲間は『ESSE』5月号のインタビューでこう語っている。

《沖縄の復帰50年という節目に放送される作品ですし、沖縄は私のふるさと。お話をいただいたときは、とてもご縁を感じてうれしかったですね。(中略)兄妹役の子どもたちが本当にかわいくて、現場では学校のような、家庭のような、和気あいあいとした空気が流れていて…。とても幸せな時間を過ごしています》

 タイトルの「ちむどんどん」とは「胸がドキドキ」という意味の沖縄の方言。仲間にとって「胸がドキドキ」する日々が続きそうだ。

※女性セブン2022年4月28日号

ヒロインを演じる黒島

ヒロインを演じる黒島

原作マンガを読みこんでいるという仲間

仲間はヒロインの母親を演じる

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン