「東谷さんからBTSに会えることは絶対に誰にも言うな、としつこく言われたんです。“同行できる人数が限られてるんや。お前だけに特別に声をかけてるから、絶対に誰にも言わんといてな”と口止めされたので、誰にも相談できなかったんです。さらに、BTSのスケジュールが外部に漏れるとファンが殺到してマズいことになるから、警備上の問題もあって、口外してはいけない、誰かに話したらこの話はなしにする、と念を押されました。

 出発直前になって、“新型コロナの状況が悪いから延期になった”と理由をつけて、東谷さんからキャンセルの連絡があってから、いつまで経ってもお金が返金されない。それで意を決して、東谷さんと共通の知人に相談したら、“どうやらそういう詐欺にあっている子が他にもいるらしい”と言われ、愕然としました」(B美さん)

 誰もが信じるように徹底して作り込んだスキーム、そして発覚をできるだけ遅らせるための口封じ――実に巧妙な手口だ。被害者たちは、速射砲のように関西弁でまくしたてる東谷氏のしゃべり口調にも、あれよあれよという間に騙されてしまったと語る。

 女性セブンの取材後、東谷氏は前述のように麻生医師から4000万円を肩代わりしてもらい、弁護士を通じて被害者に弁済することを約束したが、それでも彼の行いが帳消しになるわけではない。3億円以上あると見られる債務をすべて返すために、今後も”暴露”を続けるという東谷氏。

「お前の非道を全部さらしたるからな!」──そう叫びながら、次々に芸能人たちを断罪する暴露男は、「自らの非道」にどのように向き合っていくのだろうか。

6000万円もの大金を貸して

東谷氏に6000万円もの大金を貸したという

2020年10月に交わした直筆の借用書を持つ東谷氏。6000万円の借入金は1年後の期日を過ぎても返済されることはなかった

2020年10月に真剣佑と交わした直筆の借用書を持つ東谷氏。6000万円の借入金は1年後の期日を過ぎても返済されることはなかった

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