追及されて「火消し」に失敗
女性が増えたことでトラブルが目立つようになったのは消防士や自衛隊も同じだという。
2020年10月頃~2021年3月頃にかけて、名古屋市消防局の中消防署に勤務する既婚の男性消防士長(28)と独身の女性消防士(25)が、消防署の仮眠室や脱衣所で複数回にわたって性行為を繰り返した。
「すでに24時間の勤務が終わって帰るはずの2人が仮眠室に入り、性行為を行なっているのを同僚が目撃した。それで2人の関係が発覚しました」(名古屋市消防局総務部人事課)
当初、男性消防士長と女性消防士は「みだらな行為をしていない」とウソの報告をし、男性は女性に口止めまでしていたが、説明の食い違いなどを追及されて認めた。「火消し」に失敗した男性消防士長と女性消防士はともに退職した。
今年1月、前代未聞の職場情事画像流出に見舞われたのは陸上自衛隊だ。流出した画像に写っていたのは、陸上自衛隊の現役幹部A氏とみられる男性。A氏が所属先の駐屯地で、自衛隊員とみられる複数の女性と行為をしている最中の生々しい画像だった。
さらにA氏が綴ったとみられる日記のスクリーンショットも流出した。そこには「駐屯地情事」を示唆する猥雑な言葉が並んでいた。
A氏が所属する駐屯地の広報班は、流出した画像がA氏本人であることを認めた。A氏が個人で所有するパソコンから、何らかの原因で情報が流出したとみられる。自衛隊関係者が語る。
「A氏が所属した通信関連の部隊は女性隊員の比率が高い。隊員同士が男女の関係になる可能性がほかの部署よりはるかに多かったと言えます。しかもA氏は現役幹部で、一緒に仕事をする一般隊員には雲の上の存在。そうした力関係も影響したのではないか」
公に尽くす立場であることを忘れてもらっては困る。
※週刊ポスト2022年5月6・13日号