国内

「できれば、早く訂正したい」NHKの特ダネに対して秋篠宮が語ったこと──衝撃のインタビュー録『秋篠宮』【第3回】

眞子さま(当時)の婚約内定情報に対し、本音を語っていたという秋篠宮さま(写真提供/宮内庁)

眞子さまの婚約内定情報に対し、本音を語っていたという秋篠宮さま(写真提供/宮内庁)

 眞子内親王(当時)とその婚約相手だった小室圭さんの結婚への歩みは、まさに「国民の一大関心事」だった。その端緒となったのは、2017年6月のNHKの婚約内定報道に他ならない。前天皇の退位をいち早く報じたのも、NHKである。皇室の内部に食い込んだ記者の存在が指摘された。そうした報道に、当の皇族はどう思われていたのか。【全3回の第3回。第1回から読む

 * * *
 婚約内定をスクープしたNHKに情報をリークしたのは、秋篠宮だという報道すらあった。秋篠宮と30年来の交流を持ち、『秋篠宮』の著者でもあるジャーナリストの江森敬治氏は、直接、本人にその真偽を尋ねたことがある。

 すぐに秋篠宮はこう本音を漏らした。

「できれば、早く訂正したいですよ」

 理由として秋篠宮は、「あの記者は、私はテレビでしか見たことがありません」と語ったという。

 しかし、秋篠宮が実際に「訂正」することはなかった。5月11日出版予定のインタビュー録『秋篠宮』にこんなやり取りがある。

〈眞子内親王に関する報道が繰り返されていたある日のこと、私は秋篠宮に報道の是非について尋ねてみた。

── 一部の報道に対して、ご意見やご感想を教えてください。

「当方の姿勢として、間違った記事が出てもよほどのことがない限り、訂正を求めたり抗議をしたりすることはいたしません。あるパラグラフの中にある不正確な箇所を指摘することは、それ以外は全て正確ということになるからです。週刊誌ではありませんが、最近はSNSでの情報拡散も多々あります。かなりけしからん記述も見られますが、それらまで含めて対応するのは、とてもできることではありません」〉

 江森氏は、秋篠宮からある種の諦念すら感じたという。

「皇室報道が憶測混じりになる背景には、宮内庁の対外発信が限られているという事情もあります。情報が少ないからこそ、ウワサが横行します。それを週刊誌が嗅ぎつけて報道します」(江森氏)

 結婚を巡る一連の報道は、小室圭さんと眞子さんの米ニューヨーク転居によって、一定の収束をみた。しかし、佳子内親王や悠仁親王、愛子内親王ら若き皇族が、そう遠くない将来に直面する問題だろう。【了。第1回から読む

関連記事

トピックス

小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン