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地方のサラリーマンが東京に出張して感じたコロナ対応の停滞と閉塞

4回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けるバイデン米大統領。日本では3回目接種がようやく対象者の半数を超えた(AFP=時事)

4回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けるバイデン米大統領。日本では3回目接種がようやく対象者の半数を超えた(AFP=時事)

 都会への出張は、松本さんにとってコロナによる重苦しい地方生活を送らざるを得ない鬱憤の発散になっているようだ。この日は10杯の生ビールと鍋、串焼きセットなど計7000円分を一人で平らげつつ、何につけても空気を読みすぎて身動きがとれない閉塞した地方への怨嗟を漏らした。

「コロナが最初に出たときは、都会のほうで流行っている恐ろしい病気だ、と言われたんですよ。ワクチンだって本気で『打たない方がいい』と思っている人が多いなと地元では感じていたんですが、実行割合を見ると、やっぱり都会以上に多かった印象で、未だに『ワクチン打つならファイザー以外絶対嫌』という人もいます。ワクチン接種が進み、都会ではある程度、以前と同じ生活ができるようになってきたのに、地方はまだそういう雰囲気にならないんですよ。何をするにしても、一歩か二歩か、それ以上に判断が遅いんですよ」(松本さん)

 そして松本さんは、都会の人は「自分たちは大丈夫」だと過信しすぎ、地方の人は「都会ばかりが危ない」と勘違いしているのかもしれないと続けた。確かに、新型コロナウイルスを巡る都会在住者と地方在住者の感覚には、決定的なズレが出てきているのだろう。

 違いといえば、その善し悪しは判断しにくいが、都会の人はすぐ騒ぐが忘れっぽい、地方の人は騒ぐまでは遅いが騒ぎ出すと長い、と松本さんは分析する。感染者数が増えようが減ろうが、この傾向はずっと続いていると感じているのだ。

 ゴールデンウィーク期間中、今年の正月期間と同等の人出があれば、感染者数は一気に増加するという見方もあるようだが、再び人々の「コロナ」に対する価値観や考え方が変化し、実社会にどのような影響を及ぼすのか。

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