ライフ

「キッチン家電」選びのポイント 「時短」より「おいしく楽しくできる」が人気に

(時事通信フォト)

家電賢者が推す商品は?(時事通信フォト)

 家電の進化は、家事の負担軽減と女性の社会進出を後押ししてきた。特に共働き夫婦には「時短」に加え「コスパ」や「使いやすさ」も重要だ。今回はそんな3要素を軸に、家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん、家電プロレビュアー・石井和美さん、家電芸人・市川義一さんの3人に、いま買うべき“最強”のキッチン家電について語り合ってもらった。

 * * *
──炊事や調理に使う家電次第で、時短やおいしさに差が出るキッチン家電部門。なかでも炊飯器は、4万〜10万円台まで幅があり、最近は糖質をカットしてくれるロカボタイプも話題に。炊飯器選びの判断基準は何ですか?

石井:ご飯は毎日食べるものなので、ちょっと硬めや軟らかめなど、自分の好みに合うおいしさかどうか。それと予算内に収まるか、少人数世帯なら0.5〜1合でおいしく少量炊きできるかも重要です。個人的には、日立『ふっくら御膳RZ−V100EM』が4万円台で、味と値段のバランスもいいのでおすすめです。

市川:ぼくも日立『ふっくら御膳』シリーズ推しです。理由は、カーボンフッ素加工の釜が軽いのと、蒸気カット機能付きで置き場に困らない点。一説には、スチームから旨みも逃げるといわれているのですが、スチームを出さずに中でためて、保温時に再利用する点も気に入っています。

神原:炊飯器はいま省力化や時短が進んでいますが、私はあえて電気圧力鍋の『リデポット』を推しました。というのも、これは浸水時間不要ですぐスイッチが入れられ、洗米から25分でおいしいご飯が食べられるのに、値段も2万円未満とお買い得です!

 調理用家電では、自動調理器のハイアール『ホットデリ』が最後発で登場し、各社の便利機能をイイトコ取りしていて便利。これと、三菱電機の『レンジグリル ZITANG』を合わせて使えば、ノンフライ調理や総菜の温め直しもおいしいし、最強です!

──最近のレンジは、電子レンジ機能・オーブン機能・スチーム機能が標準搭載。右表の売れ筋トップ5にある東芝『石窯ドーム』のように大火力でパンやピザが焼けるタイプも人気だとか。

市川:レンジを選ぶ際、ぼくは「本当にこの機能を使うのか?」と考えて、使う機能が多いものを選ぶようにしているのですが、今回おすすめのパナソニック『ビストロ』NE−UBS5Aは、スイングサーチ赤外線センサーという食材の温度を見分ける機能があって、火の番をしなくても煮物などが手早くできるので、シニア層にも人気です。

関連キーワード

関連記事

トピックス

公選法違反の疑いで刑事告訴され、書類送検された斎藤知事(左:時事通信フォト)と折田楓氏(右:本人SNS)
“公選法違反疑惑”「メルチュ」折田楓氏の名前が行政SNS事業から消えていた  広島市の担当者が明かした“入札のウラ側”《過去には5年連続コンペ落札》
NEWSポストセブン
コンサートでは歌唱当時の衣装、振り付けを再現
南野陽子デビュー40周年記念ツアー初日に密着 当時の衣装と振り付けを再現「初めて曲を聞いた当時の思い出を重ねながら見ていただけると嬉しいです」
週刊ポスト
”薬物密輸”の疑いで逮捕された君島かれん容疑者(本人SNSより)
《28歳ギャルダンサーに“ケタミン密輸”疑い》SNSフォロワー10万人超えの君島かれん容疑者が逮捕 吐露していた“過去の過ち”「ガンジャで捕まりたかったな…」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展(左は「ライフ」ホームページより、みぎはSNSより)
《全店舗で販売中止》「カビだらけで絶句…」スーパー「ライフ」自社ブランドのレトルトご飯「開封動画」が物議、本社が回答「念のため当該商品の販売を中止し、撤去いたしました」
NEWSポストセブン
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン