芸能

桑田佳祐、同学年コラボ曲が話題 さんま、所、郷、野田秀樹など、才能ほとばしる世代

写真は野口五郎さんのツイッターより

『時代遅れのRock’n’Roll Band』をリリースした5人(写真は野口五郎さんのツイッターより)

 桑田佳祐が同学年の大物ミュージシャンたちとコラボしたチャリティ・ソング『時代遅れのRock’n’Roll Band』が話題だ。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、桑田と“同学年”の有名人たちについて分析する。

 * * *
 母校・青山学院大学の輝ける大先輩が、桑田佳祐サン(66才)。私は大学1年生のとき、桑田サンが所属していた音楽サークル『ベターデイズ』の1年生に頼み込み、部室を何度も覗きに行った経験があります。ですが、そこで桑田サンをお見かけしたことは一度もありませんでした。その代わり、通い詰めていたディスコで必ずかかったサザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』で青学勢はつねに狂喜乱舞。DJが「いま、何時?」のところだけ音量を下げてくれて、全員でコールするのが当時の“お約束”でした。あぁ懐かしい。

 このたび、その桑田先輩の呼びかけで集まった佐野元春サン(66才)、世良公則サン(66才)、Charサン(66才)、野口五郎サン(66才)を迎えたチャリティーソング『時代遅れのRockn’n’Roll Band』が初週ダウンロード数2万767を記録。6月1日発表の「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で初登場1位を獲得しました。

 同作は、今年2月、久々に再会した桑田サンと世良サンが「同級生で協調して、いまの時代に向けた発信をできないか」と会話したなかから誕生したもの。“同級生”とは、1955年4月2日~1956年4月1日生まれの“同学年”を意味しています。

 ほかの大物3人には桑田サン自らが手紙を書き、直接会いに行ったことで5人が初結集。そこから桑田サンがアッという間に曲を完成させ、わずか1か月でリリースに至ったといいます。

“同学年”。なんてワクワクさせられる響きでしょうか。恐らく皆さんも、生まれ年よりも、遅生まれ、早生まれというワードを用いながら同学年であることに大きな意味を見出し、優先した経験がおありなのではないでしょうか。特に学校に通っている時代は、共通の経験を何年生のときにしたかがとっても大事。たとえばいまの子供さんたちなら、コロナ禍の第一波のとき何年生だったかというのは、この先いつまでも出てくる会話でしょう。

 私の場合、「ピンク・レディーのミーちゃん(未唯mieサン・64才)とケイちゃん(増田惠子サン・64才)と同学年なのよ」と、これまで何度自慢してきたことでしょう。下の学年に「花の中三トリオ」(森昌子さん・63才、桜田淳子サン・64才、山口百恵さん・63才)や岩崎宏美サン(63才)らがいて、ウチの学年からはなかなか大スターが現れなかったのでピンク・レディーのお二人に対しては強い想いで応援。振り付けも覚えました。

 実は母校も同じだったのです。2学年上には坂東三津五郎さん(享年59)を筆頭に、長唄の杵屋直吉さん(66才)、後に著名なCMディレクターになる李泰栄さん(66才)ら華やかなかたが揃っていらっしゃった。思えば、その学年がまさに、今回、桑田サンが招集した’55年(遅生まれ)~’56年(早生まれ)に誕生した皆さんなのです。

関連記事

トピックス

事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン