ライフ

車を譲渡したら逆ギレされて“友情ジ・エンド” 恩をあだで返されたエピソード集

車の貸し借りでトラブルになることも

車の貸し借りでトラブルになることも

 良かれと思ってものを譲ったり、お金を貸しても、恩をあだで返すような仕打ちを受けることもある。人間関係の崩壊につながったトラブルの体験談を紹介する。

●48才の弟は飲食店を複数経営し、それなりに裕福。そこに目をつけた女と結婚を前提に交際をスタート。彼女には8才の娘がいてフィギュアスケートを習わせていました。お金が必要になると弟から支援を受けていたようです。

 が、コロナ禍のあおりを受け業績が落ちた途端、ほかに好きな人ができたと婚約解消。支援した数百万円の返済意思はないようです。弟は「娘のYちゃんが喜んでくれただけでおれは満足だ」と虚勢を張りますが、私は納得していません。(石川県・51才)

●20代後半につきあっていた彼は、度を越す嫉妬深さ。私の部屋で昔のアルバムを見ていたら、「この男とはどんな関係だったんだ」といちいち目くじらを立てる。「私の思い出だから」と閉じようとすると、烈火のごとく怒りだした。

「男と楽しそうに写っているのが許せないんだよ!」と怒鳴り、アルバムから次々に写真を引きは剥がすのです。写真の束を手に「預かっておく」と怒りの表情で持ち帰る彼に、何も言えずじまい。

 そして、その凶暴な一面が頭から離れず修復不能に。でも別れ話はこじれ、最終的には友人に間に入ってもらいました。写真の返却をお願いしたのですが、「捨てちゃいましたよ。そもそも“過去の恋を忘れたいから”と彼女が私に破棄を依頼したんです」と大嘘をぶちかますタチの悪さ。

 結局、一枚も手元に戻ってきませんでした。大切な青春の記録を失う結果になり、悔いが残ります。(新潟県・58才)

●忘れもしない19才の春。父子家庭で育った私は年上の男性に弱く、バイト先の居酒屋の板長(40才)のグイグイ押しにストンと落ちてしまいました。彼のよさはマメなところ。部屋の掃除はもちろん、料理の手際も包丁さばきも抜群。

 ところが、同棲が半年を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなりました。あんなにニコニコしていた彼が靴を蹴散らし、着替えもせずに仏頂面でテレビとにらめっこ。

 そして半月後、「すまん! 一緒に逃げよう!」。そういって土下座された後、麻雀仲間の借金150万円を肩代わりしたと聞かされたのです。しかも金利はトイチ(10日で1割の利息)だというじゃない。「なんとかするから!」とたんかを切った私は、勢いでキャバクラに入店。150万円を前借りし、彼に手渡し。「おまえには頭が上がらない」「最高の女だ」と恥ずかしげもなく褒めちぎっていたけど、すぐに化けの皮は剥がれ、トラブルの原因となった麻雀店にまた出入りし始めたのです。

 一方、店に月30万円を返済していた私は、徐々に男の顔がネズミに見えてきて、同じ空気を吸うのが耐えられなくなりました。家に帰らなくなり、店の寮に移ることに。荷物を取りに行き、テレビに目を向けたままの男に向かって今後の返済について話し始めた途端、「その借金、全部おまえのもんだから」──。

 そいつとはそれっきり。その後は6畳に二段ベッドが2つ並んだ狭い部屋と店との往復のみの毎日。懸命に働き、5か月で完済したのを機に、お店を辞めました。(広島県・45才)

関連キーワード

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト