芸能

今も愛され続ける『マツケンサンバ』 牛丼、青汁、保険などの”CM曲”として注目

CMでの起用が続く松平健

CMで『マツケンサンバⅡ』の起用が続く松平健

 松平健が歌い踊る『マツケンサンバⅡ』がさまざまなCMで使われている。ブレイクから15年以上経つが、今も愛される理由とは? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * * 
 マツケンこと松平健がCMで快進撃を続けている。そのモチーフは、日本で随一の和風ピカピカダンスソング、ご存知『マツケンサンバⅡ』だ。この楽曲がブレイクする十年近く前の1995年、舞台で目撃して仰天し、おそらく日本で一番早くこの曲についてコラムを書いた身としてはとても感慨深い。

 松屋フーズのCMでは『みんなの!マツベンサンバ』篇では、♪オーレ~と例のメロディを口ずさみながら、キラキラマツケンが坂道を上ってくると、後ろには老若男女大勢の人々が。ついにはヘリまで飛んでくる。その町名の表示板には「松健3丁目8」の文字が! 続く「待たない!マツベンサンバ篇」では、ハイスピードでガタガタ揺れる車の中でもさっさと松屋の牛丼を注文。

「おトクだね!マツベンポイント」篇では、なんと夜空のオーロラをのれんのごとくかき分けて登場。お得なサービスをアピールした。

 また、日本薬健「金の青汁」も素晴らしい。冒頭、マツケンが日本で育った大麦若葉のフレッシュな青汁だと歌っていると、そこに煌めく腰元ダンサーズたちが姿を現し、どんどん増殖、金色の山一面を踊るダンサーズが埋め尽くし、その頂点には、健さんが。まぶしさの上にまぶしさを追加するというプラス思考(言葉の使い方は間違ってます)で、見る者を圧倒する。これは私の勝手な想像だが、商品名を「金の」とした瞬間、関係者の脳裏にはマツケンサンバが浮かび上がったのではないか。

 そして、アフラック「ALL-in プラスアフラックからの手紙 15話 舞台本番」篇では、舞台で腰元ダンサーズとともにサンバのポーズを決めた時、舞台に櫻井翔が現れ、「がん保険を見直すなら、今なんです」と書類を渡される。今、本番中なんだけど…と困惑するものの、示された資料をみて「サンバ踊ってる場合じゃないな」と電話することに。いつものアフラックダックも金の着物を着ているというこだわりようだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン