──そうしたおせっかいな正義感がいまの日本社会には欠けているのかもしれません。
YURI:私がLAポリスになって学んだのは、犯罪の恐ろしさです。被害を受けた人は大きなトラウマを負い、心がぐちゃぐちゃに潰されて立ち直れなくなります。被害者はそれまでと同じ人生を歩めなくなるんです。
そんな現実を思い知らされたからこそ、守れるときに守れる人が守らなければならないと思う。みんながそんな気になって自分を守るだけでなく、誰かを守るためにも行動してくれたらうれしいですね。
●取材・文/池田道大(フリーライター)