「女子生徒のメイクを取り締まるときに、クレンジングシートを持って追いかけてきた先生のメイクが宝塚並みに濃かったです」(47才・主婦)
あ~、私も高校生のときは必死でメイクしていたなあ。でもね、いまだからわかる。若い子はメイクなんてしなくてもきれい! する必要なし‼ でも先生はバッチリメイクするのがマナーでしょう。卒業後、先生にメイク法を聞くのもおもしろかったかもね。
「校則に『モヒカンとリーゼントを禁止する』と明記してあったけど、誰もそんなヘアスタイルにはしていなかった」(45才・会社員)
1980年代はリーゼントは不良の代名詞だったもんね。そりゃ校則にあっても仕方ないかも。ちなみに、1980年代初期の公立中学校の3分の1に「男子は丸刈り」とする校則があったんですって。極端だよね。リーゼントでも丸刈りでもない髪形、いっぱいあるのに。
「真面目で地味な友人は、校則違反である透ける素材の黒タイツをはいていても、先生に気づかれず注意もされなかった。それなのに私は、規則通りの黒タイツをはいていても、必ず呼び止められてあら探しをされる始末……。人生の不平等さは学校で学びました」(47才・パート)
校則は「社会の規則を守る練習」のためにあるのか、「理不尽な規則をスルーする訓練」のためにあるのか、それが問題ですね。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2022年7月21日号