警戒すべきなのはやはり、手作りの凶器。山上容疑者は「最初は圧力鍋で爆弾を作ったが、関係のない人を巻き込むのでやめた。標的を絞りやすい銃を作った」と供述している。山上は安倍元首相への強い殺意から銃を選んだが、もし周囲の人を巻き込むことにためらいがなかったら、爆弾を凶器に選んでいたかもしれない。

「手製の銃は狙い撃ちこそできてしまいますが、何発も乱射するような銃を作るのは、技術的に不可能です。実際、今回の事件も無差別ではなく、宗教団体をめぐる怨恨から安倍さんただ一人を狙ったものだったからこそ、銃を選んだのでしょう。

 銃より簡単に作れてしまうのは爆弾です。家庭にあるもので簡単に作ることができ、中に釘などを仕込んで殺傷能力を高めることもできる。仮に山上容疑者が爆弾を使っていたら、巻き添えを食う人が大量に出たはずです」

 誰もが簡単に「殺人の道具」を作れることが日本中に知れ渡ったいま、懸念されるのは模倣犯による犯行だ。

「今回の事件をきっかけに、面白半分で凶器を作ったり、愉快犯的に有名人を狙うような事件が起きる可能性があります。特に手製の武器は、一つひとつの部品には違法性がなく、ホームセンターで購入しても怪しまれません。正直言って、手作りの武器を利用する模倣犯を防ぐことは非常に難しい」

 今回の銃撃をきっかけに、令和が血塗られた時代となるかもしれない。

※女性セブン2022年8月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
元“ぶりっ子”さとう珠緒の現在の恋愛観は……?
「事実婚じゃダメですか?」「あ、別居婚ならいいのかな」元“ぶりっ子”さとう珠緒(53)が明かす現在の“自分を大切にする恋愛観”とは 
NEWSポストセブン
核保有の是非を“議論”することすら封殺される状況に問題はないのか(時事通信フォト)
《あえて問う「核保有シミュレーション」開発費用と年数》専門家は「日本の潜在的技術能力なら核弾頭開発は可能」と分析 原潜に搭載なら「3兆~5兆円の開発費と年5000億円の維持費」
週刊ポスト
一世を風靡したビートきよしの現在とは
《意識失い2025年に2度の救急搬送》難病で体重22キロ増減のビートきよし、週3回人工透析も…“止められない塩分摂取”「やり残したことなんてない」 
NEWSポストセブン
年末、大谷夫妻はハワイで過ごしていたようだ
《お団子白コーデの真美子さんに合わせたペアルック》大谷翔平の「イジられる」魅力…ハワイではファンに妻と笑顔の対応、後輩も気を遣わない「自信と謙虚さのバランス」
NEWSポストセブン
川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)
《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」
NEWSポストセブン
引退する棚橋弘至(右)と、棚橋への思いを語る武藤敬司(左)
《棚橋弘至がついに引退へ》「棚橋も俺みたいにハゲていけばよかったんだよ」武藤敬司が語ったかつての付き人に送る“はなむけの言葉”
NEWSポストセブン
餅つきに現れた司忍組長
《六代目山口組の餅つきに密着》近隣住民も驚いた「6時間の“ヨイショ”の掛け声」…高山清司相談役の登場に警察が驚愕したワケ
NEWSポストセブン
フジテレビをはじめ、女性アナウンサーをめぐる様々な「組織改変」があった2025年(時事通信)
《テレビ各局の社内改革》ひっそりとなくなっていた「女性アナウンサーの人気グッズ」…フジテレビは「コーディネーター職」新設も止まらぬ“退社ラッシュ”
NEWSポストセブン
店を出て言葉を交わす2人(2025年11月)
《寄り添う夫婦の黒コーデ》今井美樹と布袋寅泰、街中でかかげたキラりと光る指輪に妻の「プライド」高級スーパーでお買い物
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
NEWSポストセブン