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長瀬智也が友人に贈った豪華祝花にプロレスファンが狂喜乱舞「ぜひ復活を!」

長瀬はかつてプロレスラーのような肉体を作り上げた(写真は2020年末)

長瀬はかつてレスラーのような肉体を作り上げた(写真は2020年末)

 プロレス会場に祝花。それ自体はよくある光景だが、花の送り主の名前にハッとさせられた観客は、大勢いた。

「ブリザード寿」

 この名前に熱い思い出がこみ上げる人もいるだろう。1年4か月前の2021年3月31日。元TOKIOの長瀬智也(43才)が、約30年在籍したジャニーズ事務所を退所する前に、最後に出演した連続主演ドラマ『俺の家の話』(TBS系)で演じたプロレスラーのリングネームである。

 プロレス会場にいたある40代男性客は「TOKIOファンではない私でも、祝花に気付いたときには胸が熱くなりましたよ。プロレスファンはみんな、長瀬さんが体を二回り以上も大きくして、スタントマン無しでレスラー役をやってくれたことに大感激でした。そして、このプロレス団体との縁も良く知っていますから」と、うれしそうに話した。

『俺の家の話』の主人公、覆面レスラーのブリザード寿こと観山寿一は、長瀬が俳優業の最後の役に選んだ特別なキャラクターだった。

 かつてドラマ『タイガー&ドラゴン』(TBS系・2005年)を共に作った脚本家・宮藤官九郎(51才)と再びタッグを組んだ秀作だ。古典芸能の継承問題に悩む能楽一家の長男が、家出してプロレスラーに転身するも、父(西田敏行=74才)の介護を機に、家族を再構築するという物語。恋の相手には戸田恵梨香(33才)、妹役も江口のりこ(42才)と、実力派の面々も揃ったホームコメディーは、ギャラクシー賞テレビ部門の2021年3月度月間賞を受賞するなど、高い評価を受けた。

 その中でも最も話題だったのは、長瀬が13kgもの増量で本物のレスラーのような肉体を作り上げて、吹き替え無しでプロレスシーンも撮影したことだった。

 あるテレビ局関係者は「長瀬さんは、近所の幼なじみで現役プロレスラーの勝村周一朗選手(46才)のジムで体を鍛えて、プロレス技を教わってから撮影に臨まれたのです」と振り返る。

 30年以上前の長瀬少年は、2才年上の勝村と小中学校が同じだった。勝村は、ある取材で「小学校の校庭でよく一緒に遊んでいました。13才からジャニーズに入り実家を離れて寮暮らしになっても、休日には地元横浜の僕のサッカーチームに助っ人に来たりと、ずっと友だち付き合いが続いていました」と告白している。

 2020年正月に、長瀬から「今度のドラマでレスラー役をする」と明かされてからは、勝村のジムでトレーニングをスタートさせて、ついには勝村の所属プロレス団体『ガンバレ☆プロレス』がドラマのプロレス監修を担当。勝村も、長瀬の後輩レスラー役としてドラマに出演して、リングで戦うまでになっていた。

 結果、長瀬は、ドロップキックやフライング・ボディーアタックなどの大技も繰り出す本物顔負けのファイトシーンを体現してみせて、従来のTOKIOやドラマファンだけでなく、審美眼の鋭いプロレス通にまで好評を得ることとなり、「現場でも、ゲスト出演したプロレスラー武藤敬司選手から『芸能界を辞めるなら、レスラーに転向しようよ』と本気でスカウトされたほどでした。文字通りの体当たりの演技で、長瀬さんの集大成にして最高の代表作になったのです」(前出・テレビ局関係者)

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