芸能

鈴木京香、大河撮影現場でコミュニケーション重視にキャラ変 西田敏行と“あんぱん交流”

昨年、都心に邸宅を購入した京香(2021年10月)

昨年、都心に邸宅を購入した京香(2021年10月)

 権力の中心にいた人物が、翌週には「首桶」に入って事切れている。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も終盤にさしかかり、権謀術数が渦巻くストーリーからますます目が離せない。

「13人」に数えられた梶原景時(中村獅童・50才)や比企能員(佐藤二朗・53才)といった有力御家人も主人公・北条義時(小栗旬・39才)の勢力に討たれ続々と“退場”している。目まぐるしい展開の連続にSNSでは連続テレビ小説『ちむどんどん』をもじって、「#死ぬどんどん」というハッシュタグが登場したほどだ。かたや、“復活”を遂げる人物もいる。

「鈴木京香さん(54才)演じる丹後局が今後の放送回で再登場するんです。北条政子(小池栄子・41才)と対峙して政治交渉を行うなど、最終回に向けて大きな見せ場があるようです」(NHK関係者)

 丹後局は西田敏行(74才)演じる後白河法皇がそばに置いた女性で、法皇の亡き後は登場シーンがほとんどなかった。政子を罵倒する迫力あるシーンなどは京香の演技力が存分に発揮され、視聴者からは「誰よりも怖い」という声があがった。一方、京香の現場での様子は180度異なるようだ。

「もともとは周囲と積極的にかかわるタイプではない。クールな彼女は、出演者やスタッフと飲みにいくことも少なかった。でも、今回はチームをもり立てようとしているのが伝わってきます。あるときには、西田さんが差し入れしたクリームあんぱんを率先して頬張っていました。出演者が遠慮していては、スタッフも手を付けづらいと考えたのでしょうね」(現場スタッフ)

 京香にとって、今回は『新選組!』(2004年)と『真田丸』(2016年)に続いて、3回目の“三谷組”での大河ドラマだ。ベテランともいえる立場だが、礼節を忘れることはない。

「源頼朝の育ての母・比企尼として出演した草笛光子さん(88才)の元には、真っ先に挨拶に駆け付けていました。草笛さんは1979年の大河『草燃える』で丹後局を演じています。草笛さんの演技を参考にした部分も大いにあったようです」(前出・NHK関係者)

 その陰には、長年のパートナーの影響もあるようだ。京香は長谷川博己(45才)と『セカンドバージン』(2010年、NHK)での共演をきっかけに“大人のつきあい”を続けている。

 長谷川は2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で、主人公・明智光秀を演じた。

「クランクイン後に出演女優の不祥事が起き、急きょ代役が立てられることになった。すでに撮影済みのシーンも多く、ギリギリのスケジュールで撮り直しが行われました。さらに、新型コロナの流行でコミュニケーションも制限された。長谷川さんは電話やメールで共演者やスタッフと密に連絡をとり、『こんなときだからこそ、一丸となってがんばろう』と声をかけ続けました」(別のNHK関係者)

鈴木京香

京香は久しぶりの”悪女”役

 そのおかげで、チームの絆は強固になった。一方、作品への気持ちが強いだけに、長谷川とスタッフの撮影方針が食い違ったこともあったという。

「プロ同士、譲れない部分もあったのでしょう。ただ、溝は徐々に深まっていき、しこりを抱えたまま最終回を迎えてしまったようなんです」(前出・別のNHK関係者)

 長谷川はその後悔を京香に託したのかもしれない。

「ふたりは仕事について、さまざまなことを共有しているようです。ロケ現場への差し入れが“カブる”こともあるのだとか。京香さんの“キャラ変”は、長谷川さんのスタッフや出演者とのコミュニケーションを大切にすべきという教えを生かしてのことかもしれません」(芸能関係者)

 それでこそ、理想のパートナーだ。

※女性セブン2022年9月29日・10月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン