国内

逆風だらけの国葬に安倍昭恵さん放心状態 地元山口での「県民葬」も新たな火種に

(写真/JMPA)

放心状態だという昭恵さん(写真/JMPA)

 安倍元首相の国葬を実施するにあたっては、昭恵夫人を含む親族にも意向を確認したというが、おそらく日が経つにつれ「こんなはずではなかった」という気持ちが強まっていったのではないか。反対の声を押し切って行われた国葬に、昭恵夫人の胸中は──。

 当初の予定とはかけ離れた国葬に、誰よりも頭をかかえていたのが昭恵さんだという。

「国葬の実施は“政府が決めるもの”との建前ですが、遺族の意向をまったく無視するわけにはいきません。官邸は内々に昭恵さんや安倍さんの母・洋子さんの意向を確認しました。その際、昭恵さんは『国が決めたことなので、国葬に異論はありません。粛々と進めてほしい』という気持ちを官邸サイドに伝えたそうです」(永田町関係者)

 銃撃事件後、悲しみに打ちひしがれた昭恵さんだが、国葬が早々に決まると、前向きに取り組もうとしていた。

「一時は自宅にこもりきりだった昭恵さんですが、徐々に友人と連絡を取るようになり、一時は昭恵さんと中高一緒だった友人らが『晋三さんに花を贈ろう』と提案して、久しぶりに同級生のSNSグループで活発にやり取りするようになったそうです。その中で昭恵さんも少しずつ本来の明るさを取り戻していたんです」(昭恵さんの知人)

 だが国葬が近づくにつれて、昭恵さんの表情は再び沈鬱になっていったという。

「費用面での批判に加えて、国葬が決まってから安倍元首相をはじめとした自民党議員と旧統一教会のつながりが次々と発覚。また岸田首相が拙速に国葬を決めたことも、『法的根拠がない』と批判されました」(前出・永田町関係者)

 国葬に反対する声は昭恵さんにも向けられた。

「昭恵さんのSNSにも『国葬やめろ』との誹謗中傷が殺到するようになり、彼女はSNSを見ることをやめたそうです。昭恵さんもまさか国民の過半数が反対するとは思わなかったはず。本心ではやらなくてもいいと思っていても、最初に『異論はない』と言ってしまった以上、『やっぱりやめた方がいいのでは』とは言えなかったのでしょう」(前出・昭恵さんの知人)

関連キーワード

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン