芸能

鈴木エイトさん、多賀幹子さんなど…ワイドショーを彩る“キャラ立ち”コメンテーターの手腕

鈴木エイト氏(時事通信フォト)

鈴木エイト氏(時事通信フォト)

 ワイドショーに連日出演し、その発言に注目が集まるコメンテーターたち。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、そんなコメンテーターたちの “手腕”を分析します。

 * * *

超多忙なのにスタジオに残って『少女A』の振りマネを見せてくれた

「旧統一教会の取材を続けて20年」と各ワイドショーで紹介されるジャーナリストの鈴木エイトさんが、最新刊『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』を贈ってくださいました。帯には《圧力に屈せず追及し続けたジャーナリストがたどり着いた真実とは?》との一文が。

 教団側の会見への生ツッコミが大好評の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)や、同番組の専売特許「異議あり」ボードの“あり”を“アリ”と片仮名に変えて持たされた『サンデージャポン』(TBS系)もレギュラー状態。私も「サンジャポファミリー」の一員ゆえ、早々に名刺交換をさせていただき、その直後、YouTube『吉田照美のフルモチ』で共演させていただきました。

 その際、本が出るということは、エイトさん本人から聞いていたのですが、まさか版元が、私がもっともお世話になっている『女性セブン』や「NEWSポストセブン」の小学館だったとは! いろいろなご縁が重なり続けることに驚くばかりでした。

「小学館のノンフィクション大賞に2度応募して落選した話をしたら、応募原稿が発掘されて出版となりました」(エイトさん談)とのこと。発売日に3刷分=2万部の増刷も決まり、「何やらすごいことになっているようで」と照れ笑いされていました。

 エイトさん、ジャーナリストの前はミュージシャンだったんですよね。髪形に、その“名残”があります。きっとモテてこられたのだと思います。しかも、“笑い”がわかっていらっしゃる。「サンジャポ」で、旧統一教会が制作したエイトさんを要注意人物とするチラシ内の顔写真(隠し撮りのようなもの)がお気に召さず、クレームを入れた話は有名です。「って、そこ?」と、爆笑問題さん以下、出演者一同、総ツッコミでした(笑い)。

 中森明菜サン(57才)の再出発を「サンジャポ」が扱った際、解説を担当した私が『少女A』の振りマネで登場することになった日も、「ぼくは今日、山田さんの中森明菜チャンを見ないと帰れない」と言い、超多忙なのにスタジオに残ってくださったこともありました。

「異議あり」部分へのコメントも決して感情的にならず、穏やかな口調で話される。ほかのコメンテーターのフォローや“裏まわし”もできるのです。多くの元信者の皆さんがエイトさんと交流をもち、信頼しておられるのも、エイトさんのお人柄あってのこと。“今年の顔”のおひとりになられることは間違いありません。

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン