「『おれが人生でいちばん美味しいと思っている焼き肉に連れて行ってあげるよ』そういって招かれたのが、東京北区の大衆店。一皿、300円台のホルモンを『美味しいでしょ!』、『高級店なんかより断然こっち』と屈託のない笑顔で頬張る彼の顔が忘れられない。色々な大人に怒られてきたけど、素顔は気取らない、飾らない19才でした。わずか3か月前のことです……」
そう話すのは、歌手で俳優のYOSHIさん(本名・佐々木嘉純=19才)の知人だ。今年の夏頃、YOSHIさんと食事をしたその知人は、もう帰らぬ人となった彼を思い涙を拭った。
11月5日午前0時過ぎ、YOSHIさんは神奈川県川崎市多摩区堰2丁目の県道交差点で大型バイクを運転中に、トラックと衝突。同日午前2時15分ごろ、わずか19年という短い生涯を終えた。
13才のころから人気インスタグラマーとして注目され、2019年に弱冠16才で歌手デビュー。同時に、菅田将暉と仲野太賀を脇役に従えた主演映画『タロウのバカ』で俳優デビューも果たした。そして、この11月1日には、日本テレビ系情報番組『スッキリ』で特集中の、X JAPANのYOSHIKI(56才)がプロデューサーのボーイズグループオーディション『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』で、そのボーカルに選ばれたばかりだった。
まさに“これから”を期待された若手アーティストの訃報が流れた6日は、SNSなどでファンたちがショックの声を上げた。さらに、ほぼ同じタイミングでモデルで実業家の紗栄子(35才)がインスタグラムに上げた意味深な投稿も話題となった。
5日夜に、自身が経営する栃木県「那須ファームヴィレッジ」の愛馬と紅葉の写真を公開。《1週間前に大切なお友達とのお別れがあり、あの笑顔に会いたくてふとした瞬間にメソメソしてしまう時もいまだにあって、インスタでも皆さんにご心配をおかけしてしまいましたが、今日はファームで1日過ごし、自然や動物たち、ファームに遊びに来てくれた子供たちや皆さんの笑顔を見て、その笑顔につられて私もたくさん笑顔になる1日でした》とつづった。
これが一部のYOSHIさんファンの間で物議を醸した。というのも、昨年5月、『週刊女性』とそのニュースサイトが、2人の親密な関係を《紗栄子に恋した“17歳”天才アーティストを別人格にした恐るべき「魔性」ぶり》と報じた過去があったからだった。