「被害者のケアを継続して学校としてもやっていますので、そこらへんは考えていただけるとありがたいです。事案があったことは事実として、あとは全て生徒指導上のことなので、加害者・被害者等もありますし、生徒を守る意味でも生徒の将来のことに関してもそれ以外はお話しできません」
サッカー部の飲酒問題に続けて、吹奏楽部でも問題行為があったことを伏せて大会に出場しようとしていることについてはこう答えた。
「サッカー部に関しては関係者からの情報提供だったので、すぐ聞き取りもしましたし、隠蔽とかはしていないと思います。それぞれの関係機関に報告をして、検討した結果、あのような形で決勝戦に出場することになりましたので。
(盗撮事件が起きたことについては)学校から発表することはありません。(吹奏楽部の11月20日の大会出場については)それも含めて……対応をいたします」
問題行為とは関係のない部員たちの夢を壊すわけにはいかない。ただ、被害者を置き去りにするような形のままで大会に出場することを優先させるような対応は、はたして教育機関として正しいと言えるのか。