芸能

キンプリ脱退メンバーたちを「守ることができなかった」残る永瀬廉が漏らした悔しさ

平野紫耀

平野紫耀らキンプリは紅白出場が決定(写真は2020年)

「誰にも内緒だからね。ユーたち、紅白だから!」──遡ること4年前、ジャニー喜多川前社長(享年87)からNHK紅白歌合戦の出場を告げられたKing & Prince(以下キンプリ)のメンバーは、顔を見合わせて快哉を叫び大舞台に立つ喜びを分かち合った。

 ジャニー氏に直訴してデビューを勝ち取った6人にとって、その年を代表する歌手が選出される紅白は特別な意味を持つ。ステージを見たジャニー氏が「感動しちゃう」と絶賛し「ジャニーズを代表するグループになる」と予言した通り、キンプリは事務所を代表するアイドルグループに成長した。

 11月4日、メンバーの脱退・退所が発表されたことで今年の紅白出場は危ぶまれたが、5人揃っての出場が決定した。

「5年連続での出場が早い段階から話し合われたといいます。NHKには2016年末に解散することが決まっていたSMAPに最後の紅白に出てもらえなかった苦い過去があり、何としても出てほしい。キンプリも、5人での活動を最後までやり遂げたいという気持ちが強かったとみられています」(NHK関係者)

 来年5月22日のデビュー記念日前日に脱退することを発表したのはリーダーの岸優太(27才)と神宮寺勇太(25才)、そして平野紫耀(25才)の3人だ。平野と神宮寺は同日にジャニーズ事務所を退所し、岸は主演映画公開後の秋に同事務所を去る。残留する永瀬廉(23才)と高橋海人(23才)は2人でキンプリの看板を守る覚悟を決めた。メンバーが3対2に割れた唐突な脱退劇は彼らのファンのみならず、音楽業界にも衝撃を与えている。

「10月まで行われていた全国ツアーでも5人は結束力の強さを見せ、『おれらはまだまだ上に行ける』と公言していました。テレビでは平野くんの主演ドラマ『クロサギ』(TBS系)と、高橋くんが主演する『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系)が始まったばかり。キンプリが歌うそれぞれの主題歌がリリースされる直前の脱退発表は異例なことで、関係者の間でも驚きをもって受け止められています」(レコード会社関係者)

“ポスト嵐”の最右翼として国民的グループへの道のりを順調に歩んでいたキンプリに何があったのか。平野ら3人が挙げた主な理由は「方向性の違い」だった。岸が「海外で活躍できるグループになるためには、いまのままでは到底無理だと感じるようになった」と明かしたように、退所組3人は当初から海外進出を強く意識していたという。

「メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手に憧れる平野くんは、デビュー当初からアメリカで活動することを目標に掲げていました。ジャニーさんが亡くなる前はよく『社長が元気なうちに、ぼくらが海外進出した景色を見せたい』と話していたものです。彼にはこのままグループで活動を続けることへの焦りがあった。“もう遅い”と感じたことが決定的な理由だったといいます」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

中村雅俊が松田優作との思い出などを振り返る(撮影/塩原 洋)
《中村雅俊が語る“俺たちの時代”》松田優作との共演を振り返る「よく説教され、ライブに来ては『おまえ歌をやめろよ』と言われた」
週刊ポスト
レフェリー時代の笹崎さん(共同通信社)
《人喰いグマの襲撃》犠牲となった元プロレスレフェリーの無念 襲ったクマの胃袋には「植物性のものはひとつもなく、人間を食べていたことが確認された」  
女性セブン
大谷と真美子夫人の出勤ルーティンとは
《真美子さんとの出勤ルーティン》大谷翔平が「10万円前後のセレブ向けベビーカー」を押して球場入りする理由【愛娘とともにリラックス】
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉のビジネス専門学校へ入学しようと考えていたという
「『彼女がめっちゃ泣いていた』と相談を…」“背が低くておとなしい”浅香真美容疑者(32)と“ハンサムな弟”バダルさん(21)の「破局トラブル」とは《刺されたネパール人の兄が証言》
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン
約2時間30分のインタビューで語り尽くした西岡さん
フジテレビ倍率2500倍、マンション購入6.2億円…異色の経歴を持つ元アナ西岡孝洋が明かす「フジテレビの看板を下ろしたかった」本当のワケ
NEWSポストセブン
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
医師がおすすめ!ウイルスなどの感染症対策に大切なこととは…?(写真はイメージです)
感染予防の新常識は「のどを制するものが冬を制する」 風邪の季節に注意すべき“のど乾燥スパイラル”とは?
NEWSポストセブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン