中居のプライドを傷つけてしまう
中居は昨年7月、急性虫垂炎で緊急入院し手術を受けた。すぐに復帰するも、10月1日に再び休養入り。10月下旬には『週刊新潮』が、虫垂炎の手術と前後して「盲腸がん」が判明し、9月に秘密裏に腫瘍の摘出手術を受けていたと報じ、世間が騒然となった。
「11月に入ってから3度目となる活動休止を発表しました。それと前後して、さらに手術を受けたそうですが、当初、1時間に満たないごく短時間で終わるはずが、いざ手術が始まると難航。数時間にも及ぶ想定外の事態だったそうです」(別の芸能関係者)
その後、中居は前述した大学病院で、大物政治家や各界の大御所を多く担当してきた大腸がんの名医・X氏の力を借りて療養を続けたという。
「活動休止期間を年内いっぱいとしていた通り、中居さんは“年明けから復帰する”と強く主張していました。一方で、関係者の間では『病状は深刻で、年内だけでは足りない』という空気が漂っていた。“いい機会だから、春くらいまで少しゆっくりして、番組改編期に動こう”と諭した人もいました」(前出・別の芸能関係者)
それでも復帰を急いだ理由には、自分の居場所を失ってしまうという焦燥があったのかもしれない。
「周囲が休養の再延長を勧めれば、中居さんのプライドに傷をつけてしまうことにもなりかねない。いきなり本格復帰というのも体力的に厳しいでしょうから、ビデオ出演やコメント出演という形を模索しています。ファンやスタッフのためにも早く戻りたいと本人が強く望んでおり、周囲も中居さんの前向きな気持ちを大事にしたいと考えています」(別のテレビ局関係者)
エールは各所から届いている。36年来のつきあいになる笑福亭鶴瓶(71才)は、昨年末『NEWSポストセブン』の取材に次のように話した。
「わざわざ『どやねん?』とか聞いたりしないけど、ご飯も食べてるって聞いてるし、中居はもうじき帰ってくるから心配することはないですよ」
中居のピンチヒッターとして、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)や冠ラジオのMCを任されたKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔(35才)は、グループで昨年12月19日の音楽番組に出演。メンバーは2021年に中居からプレゼントされた白いマイクで歌い上げ、最後には藤ヶ谷がカメラに向かってマイクを掲げるような仕草を見せた。その視線の先には、はっきりと中居の姿が浮かび上がっていたことだろう。中居の復帰を待ち望む声はやまない。
※女性セブン2023年1月19・26日号