中には、スシローの対応について「刑事と民事ってナニが違うんですか?」と逆質問してくる若い女性もいた。刑事では少年であることが考慮され更生の可能性が期待されて処分されないという判断もあるかもしれないが、当然、少年だからといって民事上の賠償責任を免れられるものではない。ちなみにこの女性も、迷惑動画には否定的な意見だった。あまり法律に明るくない若い世代にとって、刑事と民事の違いがわからないのは特別なことではないかもしれない。
河野太郎・デジタル大臣は、迷惑行為の動画投稿が相次いでいることに関し、「インターネット上にそれが残るわけですから、そういうことも考えて責任ある将来を考えた行動をしていただきたい」とコメントを出し、それを新聞やテレビが報じたが、そうした“大人たちの警告”は迷惑行為をしている彼らには届いていないのが現実なのだ。