芸能

まだまだ続くテレ朝の『ザワつく!』活用術、合体ではなくコラボが選ばれた理由

石原良純さんが大谷翔平選手への愛を語る

『ザワつく!金曜日』に出演する石原良純

 テレビ朝日の人気バラエティ番組『ザワつく!金曜日』。テレ朝が最近、この番組を“活用”した特番を増やしている。そして今回、3日間連続で『ザワつく!』とのコラボ企画を放送する。テレ朝が『ザワつく』をここまで“活用”する狙いとは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 24日から26日までの3日間、テレビ朝日が『コラボしまくり!ザワつく金土日!』を放送します。この3夜連続ゴールデン特番は、テレビ朝日の人気バラエティ8番組をコラボするものであり、豪華出演者が集結。休日にあたる金・土・日のゴールデン帯だけに、局を挙げた大型企画である様子が伝わってきます。

 まず金曜夜の24日は、『テレ朝人気クイズに全部出ちゃいますSP』と題して、『ザワつく!金曜日』『ミラクル9』『Qさま!!』の3番組がコラボ。それぞれ、『ザワつく!金曜日』から石原良純さん、長嶋一茂さん、高嶋ちさ子さん、高橋茂雄さん、『ミラクル9』からくりぃむしちゅー、田原萌々アナ、えなりかずきさん、王林さん、大家志津香さん、具志堅用高さん、斎藤司さん、宮崎美子さん、吉村崇さん、『Qさま!!』からさまぁ~ず、優香さん、高山一実さん、伊集院光さん、宇治原史規さん、村井美樹さん、山崎弘也さんが出演してクイズに挑みます。

 次に土曜夜の25日は、『博士ちゃんvs池上彰 サンド愛菜と日本の今を考えるSP』と題して、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』『池上彰のニュースそうだったのか!!』の2番組がコラボ。池上彰さんと子ども博士ちゃんたちが出演してロケやトークなどが行われるようです。

 最後に日曜夜の26日は、『テレ朝人気旅全部集まっちゃいましたSP』と題して、『ザワつく!路線バスで寄り道の旅』『じゅん散歩』『帰れマンデー見っけ隊!!』の3番組がコラボ。それぞれ、『ザワつく!路線バス』から長嶋一茂さん、高橋茂雄さん、『じゅん散歩』から高田純次さん、藤田ニコルさん、『帰れマンデー見っけ隊!!』からタカアンドトシ、伊達みきおさん、槙原寛己さん、福田麻貴さんが旅に出るそうです。

 こうして見ていくと、クイズ番組ではない『ザワつく!金曜日』が初日のクイズ特番に、レギュラー番組ではない『ザワつく!路線バスで寄り道の旅』が3日目の旅特番に組み込まれていることがわかります。つまり、「テレビ朝日が『ザワつく!』を特別扱いして中心に据えている」ということでしょう。

『ザワつく!』が特別扱いされる理由

 このような『ザワつく!金曜日』の特別扱いは、今回だけではありません。このところ積極活用するような戦略が目立ちます。

 その最たるものは、大晦日の長時間特番。2019年に初めて『ザワつく!大晦日』を放送して以降4年連続で編成。昨年の大みそかも、5時間にわたる特番のあと、『ザワつく!!年越しフシギ大賞!!!』も放送しました。

 さらにさかのぼっていくと、昨年12月25日のクリスマスに『高嶋ちさ子のザワつく!音楽会~コンサートの裏側全部見せますSP~』、11月13日に『ザワつく!日曜日 高嶋ちさ子のつくり方』を放送。それ以前にも、SDGsなどがテーマの『ザワつく!金曜日 特別編 地球バカ一代』、「100年後に残したい日本の技術力」にスポットを当てた『ザワつく!金曜日 木曜出張SP』などを放送していました。

『ザワつく!金曜日』のコンセプトは、「それってど~なの? ちょいイラ なんだか心がザワツク、そんなビミョーに是非を問われる話題に“ザワつくトリオ”が言いたい放題。石原良純、長嶋一茂、高嶋ちさ子が妙にザワつく巷の問題を斬る。スカッと爽快、毒舌トークが大爆発!」。“巷の問題を斬る”といういい意味でゆるい設定のため、さまざまなテーマを絡めた活用術が可能であり、この流れはまだまだ続いていくでしょう。

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン