レースを見るときは、競馬ファンと同じような気持ちで応援します。でも、勝ち負けには遠いなあと思った時は、せめて少しでも賞金をもらえること、つまり条件戦なら9着までに入ってくれと祈るような気持ち。ゴールしたとき、後ろに何頭いるかで、着順を確認してしまいます(笑)。2分やそこらでこれだけ入るのならいいじゃないかと言われるかもしれませんが、その2分のために1か月以上も前から出走するレースに向かって、毎日調整しているわけです。
日々そうしているうちに調教師としての「頑張っている」感がわかるような気がします。
※週刊ポスト2023年3月10・17日号