12年間活躍した韓国でも、知名度は抜群。特に、3月17日から日本で公開された韓国の大ヒット映画『ハンサン ―龍の出現―』のキム・ハンミン監督は、大谷の韓国での出世作、映画『神弓‐KAMIYUMI‐』(2011年)のメガホンを取っていた恩人。同監督からは「日韓の架け橋となる俳優になってほしい」とエールを送られている。
大谷の方も、かつての取材で「そもそもどこの国でという意識はないけれど、改めて韓国ドラマ、韓国映画に出演してみるのもいいかな。日韓それぞれの長所短所が理解できる今だからこそ」と語っており、日韓の架け橋になることも期待されている。
今年に入って、政治的にも日韓関係は改善の道筋が立ち始めてきた。両国を熟知する今後の大谷には、大切な打席が回ってくる可能性は大きい。そんな場面で、大きなヒットを飛ばすことができるか。Ryohei Ohtaniも、Shohei Ohtaniのように世界に羽ばたく可能性を秘めている。