国際情報

韓国宗教団体・摂理の教祖、信者への性犯罪で何度も逮捕 数百人の日本人女性も被害に

決死の告白をした被害者の「メープル」さん(Netflix『全ては神のために:裏切られた信仰』予告編より)

決死の告白をした被害者の「メープル」さん(Netflix『全ては神のために:裏切られた信仰』予告編より)

 旧統一教会が日本で社会問題になるなか、お隣・韓国でも宗教を巡る事件が起きていた。かつて、おぞましい性犯罪で刑に服したカルト教団の教祖が、再び鬼畜の所業を繰り広げていたのだ。【前後編の前編】(*本文内に一部性的な表現を含みますので、ご注意ください)

 * * *
「あの人の行為はあまりに変態的でした」
「私は犯される間、“神様”と呼び続けて……」

 カメラの前で、嗚咽しながら声を振り絞る女性。

 3月3日にNetflixで配信がスタートしたドキュメンタリー番組『全ては神のために:裏切られた信仰』の一コマである。彼女の言う「あの人」とは、韓国の宗教団体「摂理」(キリスト教福音宣教会)の教祖、鄭明析(77)を指す。長年に渡って摂理を取材してきたジャーナリストの李策氏が語る。

「もともとキリスト教の信者だった鄭が1980年頃にソウルで立ち上げた教団です。一時は国内で15万人の信者を集めましたが、1999年に鄭の女性信者への性犯罪が相次いで報じられ、社会問題に。

 鄭は自身を神であるとして、教祖と交われば救われるという愛人教育を徹底しました。イブがアダムと結ばれる前にサタンと交わったことで人間は堕落の原罪を負ったが、神である自分と交わればその罪が浄化されるというのが鄭の理論。このため摂理は“セックス教団”とも呼ばれ、レイプ被害者は数千人以上とも言われています」

 韓国メディアによって性犯罪が露呈すると、鄭は国外逃亡を図り、中国や香港など海外を転々とするが、2007年に北京市内で逮捕。2009年に懲役10年の実刑判決が確定して服役し、2018年に出所した。

『全ては神のために』は韓国のカルト教団を題材にしたドキュメンタリーで、全8回のうち3回を鄭の性犯罪にフォーカス。鄭が好みの女性信者を選別し、“神による救い”と称して毒牙にかける過程を、複数の元信者が証言する。

 過激な内容ゆえR18指定となった同作だが、なぜいま摂理のドキュメンタリーが配信されたのか。背景には鄭の「再犯」があったと李氏は言う。

「教団は一連の性犯罪を“女性信者の妄言”として認めず、服役中も解散することなく活動を続けました。鄭は2018年の出所後、再び教祖として活動を始めますが、そこでまたも女性信者への性犯罪を繰り返したのです。2018年から2021年までに、17回にわたってわいせつ行為をしたとされている。昨年10月に準強姦罪で逮捕・起訴され、現在裁判が進行中です」

関連記事

トピックス

「第8回みどりの『わ』交流のつどい」で、受賞者に拍手を送られる佳子さま(2025年12月、共同通信社)
「心を掴まれてしまった」秋篠宮家・佳子さまが海外SNSで“バズ素材”に…子どもとの会話に外国人ユーザーらがウットリ《親しみやすいプリンセス》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ・BLACKPINKのリサ(Instagramより)
《目のやり場に困る》BLACKPINKのリサ、授賞式→アフターパーティの衣装チェンジで魅せた「見せる下着」の華麗な着こなし
NEWSポストセブン
3月末で「FOMAサービス」が終了する
《3月末FOMAサービス終了で大混乱!?》ドコモショップで繰り広げられた「老害の見本市」な光景、店員を困惑させる年配客たち 暗証番号わからず「どうにかして」、説明する店員に「最近の若いヤツは気がきかない」
NEWSポストセブン
「新年祝賀の儀」で彬子さまが着用されていたティアラが話題に(時事通信フォト)
《これまでと明らかに異なるデザイン》彬子さまが着用したティアラが話題に「元佐賀藩主・鍋島家出身の梨本宮伊都子妃ゆかりの品」か 2人には“筆まめ”の共通項も
週刊ポスト
真美子さんが目指す夫婦像とは(共同通信社)
《新婚当時から真美子さんとペアで利用》大谷翔平夫妻がお気に入りの“スポンサーアイテム”…「プライベートでも利用してくれる」企業オファーが殺到する“安心感”の理由
NEWSポストセブン
「講書始の儀」に初出席された悠仁さま(時事通信フォト)
《講書始の儀》悠仁さまが“綺麗な45度の一礼” 「紀子さまの憂慮もあって細かな準備があった」と皇室記者、新年祝賀の儀での秋篠宮さまの所作へのネット投稿も影響か
週刊ポスト
デビットベッカムと妻・ヴィクトリア(時事通信フォト)
〈ベッカム家が抱える“嫁姑問題”の現在〉長男の妻・ニコラがインスタから“ベッカム夫妻”の写真を全削除!「連絡は弁護士を通して」通達も
NEWSポストセブン
ニューヨーク市警に所属する新米女性警官が、会員制ポルノサイトにて、過激なランジェリーを身にまとった姿を投稿していたことが発覚した(Facebookより)
〈尻の割れ目に赤いTバックが…〉新米NY女性警官、“過激SNS”発覚の中身は?「完全に一線を超えている」
NEWSポストセブン
厳しい選挙が予想される現職大臣も(石原宏高・環境相/時事通信フォト)
《総選挙シミュレーション》公明票の動向がカギを握る首都決戦 現職大臣2人に落選危機、高市支持派アピールの丸川珠代氏は「夫とアベック復活」狙う
週刊ポスト
「ゼロ日」で59歳の男性と再婚したと報じられた坂口杏里さんだが…
《3年ぶり2度目のスピード離婚》坂口杏里さんの「ふっくら近影」に心配の声…「膝が痛くて…でもメンタルは安定してます」本人が明かした「59歳会社員との破局の背景」
NEWSポストセブン
笑いだけでなく「ふーん」「ええ!」「あー」といった声が人為的に追加される(イメージ)
《視聴者からクレームも》テレビ番組で多用される「声入れ」 若手スタッフに広がる危機感「時代遅れ」「視聴者をだましている感じがする」
NEWSポストセブン
北海道日高町で店の壁の内側から遺体が見つかった事件。逮捕された松倉俊彦容疑者(49)、被害者の工藤日菜野さん。(左・店舗のSNSより、右・知人提供)
「なんか臭くない?」「生ゴミを捨ててないからだよ」死体遺棄のバーで“明らかな異変”…松倉俊彦容疑者が見せた“不可解な動き”とは【日高・女性看護師死体遺棄】
NEWSポストセブン