愛子さまとともに困難な日々を乗り越えられた(4月、東京・千代田区。写真/横田紋子)
不規則な生活も共に乗り越えた
一方、愛子さまの門出に、雅子さまのご体調を心配する声も上がっている。
「令和皇室はコロナ禍の収束とともに、本格始動といっていいほどお出ましが増えていますが、雅子さまが療養中であることは変わりありません。
雅子さまにとって“心の支え”ともいえる愛子さまが留学でご不在となれば、雅子さまのご体調にもマイナスの影響が出る可能性が考えられます。留学となれば、1年単位で日本を離れられるわけです。いまはご体調は安定しているように感じられますが、雅子さまのご病状が急変し、以前のようにお出ましが難しい状態になってしまうのではと心配でなりません」(前出・皇室関係者)
先だっての御料牧場でのご静養では、愛子さまは報道陣に対して堂々と対応をされ、傍では雅子さまがその様子をご覧になっていた。
「しっかりと受け答えをされる愛子さまを、雅子さまは頼もしげに見守られていました。愛子さまが立派に成長されたことを近くで実感されることは、いまの雅子さまにとってこれ以上ないほどの喜びと安心をもたらすのでしょう」(前出・皇室関係者)
愛子さまのご成長を見守られることが雅子さまの内面を少しでも支えてきたとすれば、愛子さまの不在が及ぼす影響は計り知れない。
「もちろん雅子さまには、愛子さまの留学をサポートされたいというお気持ちがおありでしょう。しかしいざそうなったとき、愛子さまと離れて暮らされることへのご不安や寂しさが雅子さまにどう影響するのかが心配なのです。愛子さまを信頼されているとはいえ、異国の地で過ごされる愛子さまを思うと、気が気でないというお気持ちでいっぱいになるかもしれません」(別の皇室関係者)
時には雅子さまが愛子さまに寄り添われ、愛子さまが雅子さまを支えられた。
「愛子さまのご登校問題の折、雅子さまが通学に付き添われたことはよく知られていますが、また別の時期、お疲れから雅子さまの生活が不規則になったときは、愛子さまが雅子さまに食事の時間などを合わせられました。それについてはさまざまな声がありましたが、愛子さまが“雅子さまを支えたい”と強く思われていることは間違いありません。
さて、その愛子さまが世界へ羽ばたかれ、雅子さまが残されたとき、令和皇室のバランスが不安定にならないか、懸念されるのです」(前出・皇室関係者)
願わくは、陛下のように、愛子さまにとっても雅子さまにとっても、留学が“よき思い出”となってほしい。
※女性セブン2023年5月11・18日号