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60才で原付免許取得の女性記者が気づいた“自転車の脅威”「自転車乗りは自分のことしか考えない」

自転車での交通違反に対する対応が厳しくなっているという

自転車での交通違反に対する対応が厳しくなっているという

 今年4月に自転車走行時のヘルメット着用が努力義務化され、自転車運転のルールを見直すきっかけになった人も多いだろう。そんななか、60才で原動機付自転車免許を取得した『女性セブン』の名物ライター“オバ記者”こと野原広子さんが、今になって気づいた自転車の怖さについて綴る。

 * * *
 60才で原動機付自転車、いわゆる原チャリの免許を取得して気づいたことはたくさんあるが、中でも予想外だったのが自転車の脅威だ。

 同じ二輪同士と思うのか、意地の悪いことをする自転車が(特に電動アシスト自転車に乗っているママチャリ)いる。

 前を行くママチャリがちょっと左に寄ってくれたら私は追い抜けて、私が前に行ければ、左折ランプを出している後ろの車が信号で曲がれる。車の流れがよくなる。なのに、ママチャリは頑として道を譲らない。

 なぜか。私自身そうだったからわかるが、ずっと交通ルールの蚊帳の外にあった自転車乗りは、自分のことしか考えないし、それで通ってきたからだ。

 無法自転車はまだまだある。

「左側通行」を守らない。対向車に正面から向かってくる。驚いてみんな道を譲るからか、ママチャリはスピードを落とさず向かってくる。

 かと思えば、歩道と車道を器用に行き来して、少しでも前に行こうとする○ーバー○ーツの自転車や、道路のど真ん中、渋滞でのろのろ運転のトラックの陰からスピードを上げて飛び出してくる見事ないでたちのスポーツサイクリストもいる。

 走行中、少しでも接触したらお互い大惨事だ。公道を利用するなら、歩行者も運転者も、みんな公共のルールを正しく理解し守る! それを破ったら罰則を与える!! 自転車事故をこれ以上増やさないためにはそれしかないと思う。

※女性セブン2023年5月11・18日号

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