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「五輪決勝よりも緊張しました」リオ五輪金・髙橋礼華さんが語る2017年の園遊会 忘れない両陛下の“やわらかなオーラ”

(Instagram)

同学年でプライベートでも仲のよい3人でパチリ。右は競泳の星奈津美さん、中央は柔道の田知本遥さん(ともにリオ五輪メダリスト)(Instagramより)

 5年ぶりにとなる天皇皇后両陛下主催の園遊会が5月11日開催。招待された人にかわからない“園遊会”とは、いったいどんなものなのだろう──。

 2016年のリオデジャネイロ五輪・バドミントン女子ダブルス決勝戦で大逆転を果たし、見事金メダルを獲得した「タカマツペア」のひとり、髙橋礼華さんも、園遊会に出席した経験の持ち主だ。同年秋に所属先経由で園遊会の招待状が届き、海外遠征からの帰国便を1日早めて参加する予定だったという。

「ですが、その年の園遊会は中止になり、翌年春にあらためてご招待いただきました。当日会場に入るまで、“どんな感じなのだろう、楽しみだな”とのんきにワクワクする気持ちの方が強かったのですが、着いたらなんと、列の一番前に立つようお達しが!

 さらには上皇陛下や美智子さまからお言葉をいただく可能性もあると聞いて、ペアの松友(美佐紀選手)ともども一気に固まってしまったのを覚えています。あのときの緊張度合いは、オリンピック決勝戦を確実に超えていましたね(笑い)」(髙橋さん・以下同)

 陛下から「逆転はどんな気持ちでしたか?」と聞かれ、レスリング女子の金メダリスト・伊調馨さん(38)の試合を観て勇気をもらい、最後まで戦い続けることができたと伝えたという。

「お話しした前後は、頭が真っ白で記憶も定かではないんです……。でも、両陛下がやさしく、やわらかなオーラをまとっていらしたのは、はっきりと思い出せます。よくよく考えたら、私たちのことを事前に調べ、覚えてくださっていたのですよね。あの日、同じ空間にいられたのは、なんて光栄なのだろうと、いまさらながら思います」

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