ビジネス

1個4500円「安倍晋三メモリアルグラス」製造者が明かす「昭恵さんからのリアクション」

遺族公認のメモリアルグラスが話題(時事通信フォト)

安倍晋三元首相のメモリアルグラスを作った男性が語った(時事通信フォト)

〈ご遺族ご公認〉〈底面にはお名前やメッセージを刻印〉〈一つ一つ手作業でお作りします〉──インターネット上の通販サービス「BASE」でいま、こんな宣伝文句とともに「安倍晋三メモリアルグラス」なる商品が販売されている。

 グラスには安倍元首相の顔写真や「日本を、取り戻す」など文言が刻まれ、値段はひとつ4500円。〈1個につき¥1000、記念館設立に向け寄付をいたします〉との記載がある。

「ご遺族公認ということで、SNSで話題になっている商品です。昭恵さん主導のもと地元・山口で安倍さんの記念館設立の動きがあるので、公認したのは昭恵さんということになるのでしょうか」(全国紙記者)

 製造・販売しているのは都内でガラス彫刻のアトリエを営む男性。メモリアルグラスの販売経緯を聞くとこう答えた。

「安倍さんは政策などの面では賛否両論あったとはいえ、憲政史上最も長く首相を務め、国のために尽くしてこられた。個人的に尊敬していましたし、昨年ああいう形で亡くなられて大変なショックを受けました。

 国葬(昨年9月27日)にも行って献花をしたのですが、会場付近で国葬反対派のデモ隊が騒いでいるのを見た瞬間、怒りがこみ上げると同時に、安倍さんのために何かしなければならないという使命感が芽生えたのです。とはいえ、僕にできることはガラス彫刻しかない。安倍さんのグラスを作り、売り上げをしかるべきところに寄付しようと思い立ちました。それで知り合いのツテをたどって、昭恵さんを紹介してもらったんです」

 昭恵さんから届いたリアクションについて、男性はこう続ける。

「まずグラスのサンプルを作り、昭恵さんをはじめお母様の洋子さま、ご兄弟の寛信さまと岸信夫さまにも送らせていただいたところ、昭恵さんから『素敵なグラスですね。記念館が完成したら是非このグラスも飾らせていただきます』というお言葉をいただきました。嬉しかったです。グラスの製作から販売、梱包・発送まで全部ひとりでやっていて、グラス1個につき利益は500円にも満たないのですが、それでも購入者が泣きながら電話をくださったりする。それが励みになっています」

 メモリアルグラスについて昭恵さんにも話を聞こうと架電したが、応答はなかった。このグラスが記念館設立の助力となるか。

※週刊ポスト2023年6月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
国仲涼子が『ちゅらさん』出演当時の思い出を振り返る
国仲涼子が語る“田中好子さんの思い出”と“相撲への愛” 『ちゅらさん』母娘の絆から始まった相撲部屋通い「体があたる時の音がたまらない」
週刊ポスト
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン