韓国のオーディション番組史上初! 中国人練習生が1位に

ハオは、「これは夢ですか?3か月間 応援してくれたスタークリエイターの皆さんに、心から感謝します。練習生ジャン・ハオの気持ちを忘れずに努力していきます」と韓国語、英語、中国語でコメントし、最後に日本語で、「ステージの上でもっと輝く存在になります。愛してね」と結んだ。韓国のオーディション番組史で中国人練習生が1位になったのは初めてのことだ。

最終順位で1位に輝いた中国出身のジャン・ハオ(c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

最終順位で1位に輝いた中国出身のジャン・ハオ(c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

本放送開始以来、最終投票で初めて1位の座を譲り、惜しくも2位でのデビューとなったソン・ハンビンは、「僕を信じてくれたスタークリエイターの皆さんのおかげで、僕がこの席にいます。初心を忘れずに一生懸命活躍したいと思います」とコメント。1位を逃した悔しい気持ちを押さえてすがすがしい笑顔でコメントする姿には、大きなスター性が垣間見えた。

最終投票により2位でのデビューとなったソン・ハンビン(c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

最終投票により2位でのデビューとなったソン・ハンビン(c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

惜しくも デビューできなかった日本人練習生・ケイタの躍進

(c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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 今回の『BOYS PLANET』では、 日本人練習生の活躍する姿に最後まで注目が集まった。中でも最終メンバーに残った大阪出身のケイタは圧倒的なラップの実力でチームを引っ張り、1回目の投票からデビュー圏内をキープしていたものの、最終順位で 12位となり惜しくもデビューを逃した。

 小学6年生からBIGBANGが所属するYG ENTERTAINMENT(JAPAN)の練習生として、週末、東京と大阪を行き来し、TREASUREのメンバーを選抜する『YG宝石箱』に挑戦したが落選、その後RAIN(ピ)がプロデュースするボーイズグループCiipherのメンバーとして2021年にデビューした。中学時代から誰からも好かれ、ケイタのことを悪く言う人は1人もいないというほどの人格者だという。本プログラム中も仲間を助けたり日本語のコメントを手伝ったり、様々な場面で人柄の良さがうかがえた。

 他にも最期まで善戦した「LOUD」出身のハルト、JO1を輩出した『PRODUCE 101 JAPAN』出身のヒロト、最年少のタクトなど日本人17名が挑戦した。日本人練習生が、K – POP 第 5世代にこんなにも大勢食い込めるようになったことにも新しい時代を感じる。

『ZEROBASEONE』はK – POP 第5世代を代表するグループとなるか?

(c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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 これまで以上にスケールが大きく、新しい音楽スタイルと高い完成度のパフォーマンス、洗練されたビジュアルをもつのがK-POP第5世代の特徴といわれる中で誕生したZEROBASEONE(ゼロベースワン/略称:『ZB1』・ゼベワン)。グループ名は、「0から1へと向かう自由な旅路。そして、輝く始まり ZERO BASE ONE」というコピーにあるように、9人の練習生がデビュー後、1つの完成した旅に出る旅路を意味しているという。

Mnet が主催する オーディション番組の特徴として、活動期間が限定されていることが多く、 今回のZEROBASEONEの活動期間も2年6か月と決められており、このグループの希少価値をさらに高めている。驚異的なビジュアルと完成されたパフォーマンス、洗練度など、 総合的に判断しても人気が出ないわけがない。今夏のデビュー日はまだ決まっていないが、正式デビューに先立ち、5月14日には日本の幕張メッセで行われた『KCON JAPAN 2023』で初ステージを踏んだ。『BOYS PLANET』のテーマソング『Here I am』と課題曲の一つ『Say My Name』を披露し、トロッコに乗って会場を回りながら、集まった日本のファンと初めての挨拶を交わした。

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