芸能

市川猿之助が“遺書”で宛てた付き人兼俳優 騒動後も平然と明治座に現れる姿に「恐ろしく精神の強い人」の声

猿之助の両親の死因は向精神薬の摂取による中毒死とされている

猿之助が“遺書”に名前を書いたA氏のメンタルの強さとは

《A 次の世で会おう たかひこ》。市川猿之助(47才)が倒れていた自宅の半地下には、猿之助の本名(喜熨斗孝彦)が記された、付き人兼俳優のA氏あてのメッセージが残されていた。

「Aさんは猿之助さんの運転手で、ベテラン俳優の父を持つ40代の役者です。コロナ禍で出演機会が減った舞台俳優のために猿之助さんが立ち上げた演劇プロジェクトに参加し、昨年の公演では主役級に抜擢されました。所属事務所の女性マネジャーと共に自宅で倒れている猿之助さんと両親を発見したといいます」(全国紙社会部記者)

 現場には《自分の財産はAに相続させる》という趣旨の書き置きもあったといい、猿之助がA氏に信頼を寄せていたことがうかがえる。役者としてはほぼ無名だが、A氏にはマスコミを騒がせた過去がある。

「20代の頃に舞台で共演した20才以上年上の大物タレントとの交際が発覚し、結婚間近と報じられました。Aさんは周囲に『一生ついて行く』と話していたものの、相手が身を引く形で破局。当時、Aさんは『地方の仕事から帰ったら、(同棲していた)部屋から家具や服が全部なくなっていた』と嘆いていました」(A氏の知人)

 猿之助と出会うまでのA氏は歌舞伎座で大道具のアルバイトをしていた。現在のプロフィールからは抹消されているが、10年近く前にアダルトメーカーが制作した作品に出演した経歴もある。

「グラビアアイドルやセクシー女優が主演するいくつかの作品に出演。出番は少なく目立たない存在でも、現場では共演者を口説いていた。セリフを覚えるのが苦手で、先輩の俳優からはしょっちゅう叱られていましたが、母性本能をくすぐるタイプで年上にはモテる。往年の人気ドラマに主演した10才上の共演者と交際していた時期もありました」(メーカー関係者)

 周囲はA氏の演技より歌唱力を評価していたという。

「カラオケの十八番は歌手としても人気だったお父さんのヒット曲。実力はあるが、本人の口から歌手になりたいという話は聞いたことがない。ましてや歌舞伎に関心があるとは知らず、猿之助さんが監修する舞台への出演が決まったときは誰もが驚いていました」(前出・A氏の知人)

 猿之助とA氏が急速に距離を縮めたのは2019年頃。同年に猿之助が演出を手掛け、猿翁がスーパーバイザーを務めた『スーパー歌舞伎II 新版 オグリ』に父と共に出演した。

「お父さんは重要な役どころでしたが、Aさんはクレジットにも名前の出ない端役。それでも周囲に『大したもんだね』と褒められると『自分も努力したんです』とうれしそうに話していたそうです。コロナ禍前から都内の水炊きの店の個室で、猿之助さんとAさんが2人で食事をしている姿を見かけましたが、そこまで親密な関係とは知りませんでした。今回の報道で遺産相続の話まで出たことに知人の多くが衝撃を受けています。ほかにも色恋の噂が絶えなかったですから……。親しい人には“警察がしつこくて参っちゃうよ”と笑っていたそうです」(前出・A氏の知人)

 この騒動後、A氏は友人や知人にも連絡が取れない状況が続いていると報じられた。

「ほぼ毎日、明治座に姿を見せていましたよ。猿之助さんが降板した歌舞伎『不死鳥よ 波濤を越えて-平家物語異聞-』にAさんも目立たない形で出演していたんです。あれだけショッキングなことがあったのに、平然としているので恐ろしく精神の強い人だなと……」(歌舞伎関係者)

 猿之助はなぜ“遺書”にA氏の名前を書いたのか。慎重に捜査を進める警察にとってA氏がキーパーソンであることは間違いない。

※女性セブン2023年6月15日号

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト