国内

岸田首相、長男・翔太郎氏が「公邸忘年会」で更迭 夫人・裕子さんによる「庶民感覚とズレた」教育方針

(共同通信社)

翔太郎氏(中央)の起用は適材適所のはずだったが…(共同通信社)

 サミットで海外の要人たちを地元・広島に招き、支持率アップをもくろんだ岸田文雄首相(65才)。だが、直後に首相秘書官だった長男の翔太郎氏(32才)ら親族が、首相公邸で組閣ごっこや会見ごっこで戯れる写真が流出し、サミットによる上昇気流を相殺する事態に見舞われた。

 6月1日付で秘書官を辞職した翔太郎氏だが、事実上の更迭とみられている。長男の“クビ”に最後まで反対したのがファーストレディーの裕子夫人(58才)だったという。

「昨年10月に秘書官に抜擢された翔太郎氏ですが、将来の後継者への『箔付け人事』との批判もあった。首相だけでなく夫人の“息子に帝王学を”という思いもあったようですが、当初から実務能力や経験不足を不安視する声が囁かれていました」(政治部記者)

 就任してすぐに閣僚の辞職が翔太郎氏と親しいとされるテレビ局の独自ネタとして報じられ、「情報源は翔太郎氏ではないか」と噂に。また、今年1月には首相の外遊に同行した際、パリやロンドンの観光地を公用車で巡り土産物を購入した“公私混同”疑惑も報じられている。

 秘書仲間からは「社交的で人柄もよい」という評価も聞こえる翔太郎氏だが、この辞任騒動で裕子夫人の教育論にも、にわかに注目が集まっている。

 不動産会社の社長令嬢として育った裕子さんは、広島に本社を置く大手自動車メーカー・マツダの役員秘書を務めていたときに岸田首相と結婚した。

「裕子さんが初めてお見合いの場で岸田さんに会ったとき、第一印象で『この人と結婚するだろう』と思ったそうです。結婚後は旦那さんに政治活動に専念してもらいたいと、ワンオペ育児で3人の息子を育てました。岸田さんも裕子さんも何不自由ないセレブな家庭に育っていますが、裕子さんの教育方針は普通の感覚を身につけさせることだそうです。子供たちを『とにかく厳しく育てた』と話していました」(地元の支援者)

 しかし、後継者として手塩にかけた長男だけでなく、流出写真には次男と三男も写っており、岸田家で育んだ“普通の感覚”に疑問符がつく結果となった。

「裕子さんは、息子たちに『絶対に贅沢はさせなかった』と自身の教育論を語っていますが、そもそも資産家のお生まれなので、どうしても庶民感覚とはズレが生じます。結局、翔太郎さんは秘書官辞任後も岸田事務所に戻る見込みで、本人は反省しているのかさえ怪しい」(前出・地元の支援者)

 当面は、岸田家への風当たりは弱まりそうにない。

※女性セブン2023年6月22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン