スポーツ

【好調阪神】“悩める主砲”佐藤輝明 「時間にルーズ」「遅刻常習犯」で“第2の藤浪”の懸念

今後のキーマンとしても注目を集める佐藤輝明(写真/共同通信社)

今後のキーマンとしても注目を集める佐藤輝明(写真/共同通信社)

 交流戦ではそれまでの勝ちペースが落ち着いたものの、まだまだ好調な阪神。これからいよいよ勝負の夏場に入るが、キーマンは誰なのか。阪神番記者を緊急招集し、座談会を開催した。【全3回の第3回。第1回から読む

 * * *
在阪スポーツ紙記者C:首位を快走している阪神ですが、シーズンはまだまだ長いです。今後のキーマンは誰でしょうかね。

在阪スポーツ紙デスクB:オレはサトテル(佐藤輝明、24)だと思う。交流戦に入ってからは打撃不振で一時スタメン落ちしたけど、5番を打つサトテルの状態が落ちると、4番の大山(悠輔、28)へのマークが厳しくなり、得点力が落ちる。

在阪スポーツ紙デスクA:サトテルは今年から一人暮らしを始めたが、「第2の藤浪(晋太郎)」になる心配もされているな。藤浪は一人暮らししてからタニマチが主催するパーティに頻繁に参加し、夜は北新地のクラブに入り浸りだった。サトテルも時間にルーズなことで知られ、遅刻の常習犯だったから、怠惰な生活を送っていないといいが……。

在阪スポーツ紙記者D:確かに佐藤は自炊がまったくできず、栄養面で心配されていますが、西宮市内に両親が住んでいることもあり食事はしっかり管理されているそうです。部屋にトレーニング器具もあるようですし、今年から打撃フォームを変えてベンチ裏でもよくバットを振っています。この高い意識が続けば、藤浪のようにはならないでしょう。

記者C:もう1人のキーマンは、春先の快進撃の立役者である木浪(聖也、29)だと見ています。遊撃のレギュラーに定着し、8番でチャンスメークして切れ目のない打線を実現させていますが、調子を落とした時に過度に落ち込まないようにできるかどうかだと思います。

デスクA:でも、何よりのキーマンは岡田(彰布)監督だよな。今年調子が良いのは間違いなく彼のおかげだし。

記者D:今は攻守が噛み合っているので良いですが、調子が落ちてきた時にどのような采配を見せるか注目されますね。交流戦でサトテル、ノイジー(28)をスタメンから外したように勝利に徹した起用法の印象があります。

デスクB:岡田監督はまったく油断してないよ。2008年も首位を快走していたけど、最大13ゲーム差を原(辰徳)巨人にひっくり返された苦い経験があるから。今年こそ18年ぶりのアレ(優勝)を見せてもらいたいところだな。

(了。第1回から読む

※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号

関連記事

トピックス

逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン