芸能

毒舌キャラの高嶋ちさ子 「本来感」の強さを発揮しても嫌われない貴重な存在

高嶋ちさ子オフィシャルサイトより

高嶋ちさ子オフィシャルサイトより

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、高嶋ちさ子(54才)の毒舌と「本来感」の強さについて。

 * * *
 テレビで見るとエネルギッシュで愉快で楽しいのだが、こういう人が身内や周りにはいたら、さぞ大変だろうと思うのが、ヴァイオリニストでタレントの高嶋ちさ子だ。

 6月23日に放送された『ザワつく!金曜日 長嶋一茂石原良純高嶋ちさ子』(テレビ朝日系)では、長嶋さんが憧れのオープンカーを購入したものの、ルーフを閉じると座高が高いため車内に入れないと話すと「バカなの?」。この相手かまわず言いたい放題なのが彼女の魅力だ。自分を曲げず、上から目線で高飛車で喧嘩早く”熱血ウーマン”。普通の人の常識や概念なんて無関係みたいに、周囲に遠慮せず、誰かに迎合もしない。他人からの評価も気にしない。心のままに感情のままに、あるがままの自分で、いつも自分らしくいられるという「本来感」の強さを感じる人だ。

 こういうタイプは一つ間違えば、その本来感ゆえにわがままで自分勝手でとマイナスイメージがつきやすいが、彼女は違う。本来感を発揮すればするほど注目を集めていく。それは彼女の毒舌が『ザワつく!金曜日』の番組HPに、「ビミョーに是非を問われる”話題”に”ザワつくトリオ”が言いたい放題 妙にザワつく巷の問題を斬る スカッと爽快、毒舌トークが大爆発!」と紹介されているように、スカッと爽快だからだ。そう感じさせるのは、彼女のコメントが単なる自己中心ではなく、モラルやルールなどに厳しいこともある。

 12日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)でも、毒舌は止まらなかった。新幹線のグリーン車で騒いでいた女性らにブチ切れたという話が友人から披露され、女性らに注意せず通り過ぎた車掌に詰め寄り「あなた今、注意した?」。うるさかった女性については「もううるさくてうるさくて。こんな金髪にしたババァが」と怒りを爆発。唖然とするようなエピソードや、愕然とするようなコメントもあけすけでカラッとしているから痛快無比、思わず笑ってしまう。この場面に遭遇していたら、その女性らに対してきっと同じことを思っただろうが、口には出せないし出さない。長嶋さんへの「バカなの」ではないが、言いたいけれど言うのを躊躇してしまうようなことを、ズバッと言ってくれるのも彼女の毒舌の特徴だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン