遺体が発見されたホテルの202号室(ホテルの公式サイトより)
人間の頭部は5〜6kg
前出の地元紙記者は「警察は犯人が女性である可能性を踏まえて捜査を続けている」と言う。中年男性の首の切断は、小柄な女性が短時間でできるものなのか。杏林大学名誉教授の佐藤喜宣氏は、「鋭利な刃物をあらかじめ用意していたのならば、可能です」と指摘する。
「首には多くの筋肉が集まっていて、頸椎と呼ばれる7つの骨があります。頭部を切断するには、鋭利な刃物で頸椎間の切断をいかに速く行なうかが肝になります。
体重をかけて押さえつけるように何回も繰り返せば、時間はかかりますが女性でも切断が可能です。人間の頭部は5~6㎏ですから、キャリーケースでの持ち運びもできるでしょう。一方、今回のケースでは、犯人は殺害から頭部切断まで3時間半以内にすませたことになる。犯人は動物の解体を経験したことがあるなど、人体の知識があったことが推測されます」
男性の頭部をキャリーケースに入れ持ち運ぶ人物は、いまどこにいるのか。警察は殺人、死体遺棄事件として、犯人の特定を急いでいる。
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