体を寄せる姿も

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「人生は色々ある」

 この女性の素性について、石橋を知る芸能関係者が語る。

「女優のAさんですよ。いまは50代ですね。10年くらい前まではよく火曜サスペンス劇場とか映画に出演していた。石橋さんとは2004年に映画『北の零年』で共演している。ただ、ここ数年は一線から退いています。

 石橋さんて強面だけどお茶目な人で、後輩の面倒見もいいんですよ。若手にも気さくに声をかけて、撮影が終わると共演者と飲みに行って映画論や役作り、趣味の競馬の話をしたり。Aさんともそんな風にして距離が縮まったみたいです」

 本誌・週刊ポストは自宅から出てきた石橋に話を聞いた。

──Aさんと同棲されていますよね。
「いやいや。彼女には家の片付けを手伝ってもらっているんです。付き合いが長いもんだから。私は近いうちに女房のほうへ帰る予定なんでね」

──仲睦まじい関係に見えました。
「腰が悪くてね。支えてもらったりしますけど、そんなんじゃないよ。俺はもう82になるんだよ。やめてくれよ」

──恋愛感情はないのですか?
「あんたは年がら年中、恋愛感情で動いてんのかい? そうじゃないだろ、人間って」

──奥様はAさんをご存じですか?
「あのなぁ、もうやめてよ。これから終わりに向かおうって時に、こんな話を聞いてどうすんだ。人生は色々あるだろ」

 それだけ話すと自宅に戻っていった。この後、Aさんにも話を聞いたが記者の質問に無言を貫いた。

 一方、妻の緑を訪ねると、「私から言えることは特にないです」と断わりを入れつつ、インターホン越しに取材に応じた。

──石橋さんとAさんの関係について伺いたい。
「私には関係ない話ですし、何も分からないです」

──Aさんのこともご存じない?
「もう何年も離れて暮らしているから。大人の関係なのでね。何か言って騒がせたくないんです」

──石橋さんがこちらで同居する予定だとか。
「ええ、帰ってくるんですよ」

 そう話すとインターホンが切れた。

 人生は色々ある──。石橋と緑の関係はまさにその言葉を象徴しているようだ。

※週刊ポスト2023年8月11日号

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