笛木優子
撮影の工程もかなり違うという。
「日本の場合は打ち合わせをして、リハーサルなどがあってなど、本番までに3回ほどリハーサルがありますが、韓国では簡単な打ち合わせをしたらぶっつけ本番の一発勝負で撮影。それくらいのスピードで撮らないと間に合わない。ここも大きな違いかな」
2006年に帰国するまで、立て続けにドラマや映画に出演したが、最も印象に残っている作品は、イ・ビョンホン主演の『オールイン 運命の愛』だ。
「日本でもNHKで放送されましたが、自分で自分のせりふを吹き替えるという珍しい体験もしました。共演したハン・ジミンちゃんとは、いまでも交流があり、SNSなどで連絡を取り合ってます」
韓流にまつわる一問一答
Q1.初めて渡韓したときの思い出は?
「シネコンで映画『猟奇的な彼女』を見ました。若い人たちがたくさん映画館に来ている状況を見て、韓国に来て韓国の映画に出たいと思ったのは間違いじゃなかったと感じました」
Q2.冬ソナブームをどう思った?
「私が韓国で活動していた頃が、冬ソナブームでした。帰国したときに、電車の中吊りの『冬ソナ』『ヨン様』という言葉を見て、『そんなふうに呼ばれてブームになっているのか!』と驚きました」
Q3.韓国カルチャーの魅力は?
「良くも悪くも移り変わりが早くて、いつも新鮮に感じられます」
Q4.韓国グルメでお気に入りは?
「キムチチゲ、サムギョプサル、すっぱいキムチ。乳酸発酵が進んだ酸味のあるキムチをお料理に使うとなんでもおいしくなるんですよ」
Q5.最近のお気に入りのドラマは?
「『SKYキャッスル』(2018年)や『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』(2022年)、『グリーン・マザーズ・クラブ』(2022年)など最新のものはチェックしています」
【プロフィール】
笛木優子/女優。1979年生まれ。2001年韓国ドラマ『わが家』で女優デビュー。2006年より日本のドラマで女優活動を始める。Huluオリジナルドラマ『雨が降ると君は優しい』に出演。
※女性セブン2023年8月17・24日号